断熱強化で電気代を10%削減する設計要素とは
「電気代を少しでも減らしたい」
そんな思いを持つご家庭にとって、
断熱性能の強化はとても有効な手段です。
この記事では、静岡エリアの気候に適した
断熱強化による電気代10%削減の実現に向けた
具体的な設計要素を解説します。
■ 電気代10%削減のインパクトとは
月々の電気代が平均12,000円のご家庭では、
10%削減で年間約14,400円の節約になります。
この金額が10年続けば14万円超の節約。
リフォームにかけた初期投資の回収にもつながります。
■ 設計要素①:断熱材の厚みと素材の最適化
断熱材の性能は厚みと素材で決まります。
静岡のように夏の暑さと冬の冷え込みが両方ある地域では、
下記のような構成が有効です。
・屋根断熱:高性能グラスウール200mm以上
・壁断熱:吹付ウレタンフォーム 75〜100mm
・床断熱:フェノールフォーム 45mm以上
これにより、熱損失を大幅に削減できます。
■ 設計要素②:窓の性能と設置方法
窓は家の中で最も熱の出入りが大きい部分。
ここを強化することで電気代削減効果が大きくなります。
・トリプルガラスの樹脂サッシ
・Low-E遮熱・断熱ガラスの採用
・南側は庇(ひさし)で夏の日射を遮り、
冬は日差しを取り込む設計
窓の配置とサイズの工夫もポイントです。
■ 設計要素③:気密性の確保
いくら断熱材を使っても、
すき間風が多いとその効果は激減します。
・高性能気密テープでの開口部処理
・現場での気密測定(C値1.0以下が目標)
気密性が高いことで、
冷暖房効率が向上し電力消費が減ります。
■ 設計要素④:熱交換型の換気システム
24時間換気は義務ですが、
通常の換気扇は冷暖房の熱をそのまま外に逃がしてしまいます。
熱交換型の第一種換気システムを導入することで、
室温を保ったまま換気ができ、
エアコンの負荷を減らすことができます。
■ 設計要素⑤:太陽光と連携した省エネ運用
太陽光発電システムと組み合わせれば、
電力会社から買う電気の量を減らすことができ、
断熱との相乗効果でさらなる削減が可能です。
・昼間の電力を自家消費
・エコキュートと連携し深夜電力を活用
光熱費ゼロに近づく暮らしが見えてきます。
■ まとめ:5つの要素で確実に削減
- 高性能な断熱材の採用
- トリプルガラスなどの高断熱窓
- 隙間をなくす気密処理
- 熱を逃がさない換気設計
- 太陽光との併用
これらを組み合わせることで、
確実に電気代10%以上の削減が可能になります。
かおり木工房では、
静岡の気候とご家族の暮らし方に合わせた
最適な断熱設計をご提案しています。
初期コスト以上のランニングコスト削減効果を
実感いただけるよう、細部までこだわったプランニングを行います。
〒420-0911
静岡県静岡市葵区瀬名川1丁目27−53
営業時間:10:00〜17:00
TEL:054-261-2807
社長直通:090-6587−4713
(「HPを見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:
「省エネ住宅補助金活用で断熱費用を軽減」

















































