
カーテン設計×窓断熱で快適性アップとは?
見落とされがちな窓まわりの工夫を解説
「夏の西日がきつい」「冬は窓辺が寒い」「結露が気になる」――その原因、実は窓の断熱不足とカーテンの設計ミスかもしれません。
住まいの快適性を左右する“窓周辺”。この記事では、窓断熱とカーテン設計を連動させることで得られる快適な暮らしのヒントを、静岡の注文住宅専門「かおり木工房」の実例を交えてご紹介します。
1. 窓は家の中で最も熱が出入りする場所
住宅における熱の損失・侵入の約6〜7割は窓から。そのため、カーテンだけで対処しようとすると、限界があります。
- 夏は直射日光による室温上昇
- 冬は窓ガラスから冷気が侵入
- 結露によりカビ・ダニの原因に
窓の断熱性能を高め、さらにカーテンの役割を見直すことで、これらの問題を根本から改善できます。
2. 快適性を高める窓断熱のポイント
樹脂サッシ+複層ガラス(トリプルガラス)
熱伝導率の低い樹脂フレームと、Low-Eガラスを用いたトリプルガラス仕様で、断熱・遮熱・結露防止を実現。
インナーサッシ(二重窓)の活用
既存の窓に内窓を取り付けることで断熱効果をアップ。音も熱もシャットアウトでき、省エネ効果も抜群。
窓の配置設計
- 南面は冬の陽射しを取り入れられるように大開口
- 東西は直射日光を避けるための庇や植栽設計
窓自体の性能と位置を最適化することが、室温安定につながります。
3. 快適性を補う“カーテン設計”のコツ
天井付けのカーテンボックス設計
断熱窓でも、カーテンの上部から冷気や熱が出入りすると効果が半減。カーテンボックスを設けて空気の流出入を防止します。
二重カーテンの活用
- レース+遮光のダブルレイヤー
- 夏は遮熱、冬は保温性を発揮
季節ごとに調整可能で、断熱の補助的役割を果たします。
窓サイズにぴったりのカーテン採寸
隙間からの熱の出入りを防ぐには、窓に合ったカーテンサイズの設計が重要です。見た目の美しさと機能性の両立が求められます。
4. 窓断熱とカーテンの相乗効果とは?
- 夏は室温上昇を防ぎ、エアコンの効きが良くなる
- 冬は冷気の侵入を抑え、床冷えが軽減される
- 結露を抑え、カビの発生リスクが減少
- 視線カット+防音効果で安心感アップ
カーテンと窓は“見た目”だけでなく、快適性・省エネ性・健康への影響までも左右するパーツなのです。
5. 静岡の気候に合った窓・カーテンの選び方
静岡は海からの湿気や日照時間の長さなどが特徴です。
- 夏は遮熱・通気重視のレースカーテン
- 冬は断熱性の高い厚手の遮光カーテン
- 東西面の窓は断熱性・遮熱性を高める設計
かおり木工房では、地域の気候に合わせた断熱窓の選定とカーテンアドバイスも設計段階からご提案しています。
まとめ:カーテンと窓の設計で暮らしはもっと快適に
カーテンはインテリアの一部と思われがちですが、正しい設計と断熱との連動で、暮らしを快適に変える力を持っています。
窓断熱とカーテンのダブル対策で、静岡の気候にぴったりな、快適でエネルギー効率の良い住まいを目指しましょう。
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かおり木工房(有限会社DAMソウショウ建築)
住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587−4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
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