
ボーナス払いの住宅ローン──「月々を軽くする方法」は本当にお得?
「ボーナス払い」ってどういう仕組み?
住宅ローンには、月々の返済とは別に**「ボーナス月にまとめて多く返す」**という返済方法があります。
これを「ボーナス併用返済」と呼びます。
たとえば、毎月の返済を8万円に設定し、年に2回(夏・冬)のボーナス月に各15万円ずつを追加で返済する、というようなイメージです。
この方法を使うと、月々の負担を軽くすることができるため、家計のゆとりを感じやすくなるというメリットがあります。
ボーナス払いのメリット
・月々の返済額を下げられるため、毎月の生活費に余裕ができる
・借入額を増やしやすいため、理想の間取りや設備の選択肢が広がる
・共働き家庭などで、安定してボーナスがある場合には計画的に使える
「希望の家を手に入れたいけど、月々の返済が不安…」という方にとって、ボーナス払いはひとつの有効な選択肢になります。
でも、気をつけたい落とし穴も
ボーナス払いは便利な反面、いくつかの注意点もあります。
① ボーナスが“出なくなる”リスク
景気や勤務先の業績によって、ボーナス額が減ったり、出なくなったりする可能性もゼロではありません。
特に転職や独立を予定している方は慎重に検討しましょう。
② 想像以上に“負担が大きく感じる”ことも
ボーナス月に「15万円」「20万円」などの返済が重なると、出費の多い時期(子どもの学費、旅行、車検など)と重なり、家計が一気に苦しくなるケースもあります。
③ 住宅ローン控除の対象額が変わらない
ボーナス払いを多く設定しても、所得控除の面でのメリットは特に増えません。
ボーナス払いは“頼りすぎない”のがコツ
ボーナス払いを組み込む際は、「もしボーナスが減っても払える額」に設定するのがポイントです。
「ボーナスが出たら繰り上げ返済に回す」くらいの気持ちでいる方が、家計の安定にはつながります。
また、住宅会社と相談して「ボーナス払いの割合」を低めに設定しておくと、リスクを減らせます。
ボーナス払い=家計の柔軟性を高める“道具”
うまく使えば、ボーナス払いは「理想の家づくりを叶えるための調整手段」になります。
ただし、“便利だから”という理由だけで選ばず、夫婦でしっかり将来を見据えながら取り入れることが大切です。
次回は「住宅ローンの金利比較」について、固定金利・変動金利・ミックス型、それぞれの特徴と選び方をわかりやすく解説します。
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