
リノベ会社・工務店の実績を比較方法とは(断熱ケーススタディ含む)
性能を語るなら“実績”が強い説得力となる
なぜ実績が重要か
断熱リノベーションを依頼する際、技術や材料の説明だけで決定するのはリスクがあります。
それを補うものとして「実績・施工事例」があります。過去の実例を見せてもらうことで、提案の信憑性や仕上がりのイメージを掴むことができます。
この記事では、実績比較の観点、見るべきポイント、断熱ケーススタディの紹介を通じて、良い施工会社・工務店を見抜く方法を解説します。
実績比較で注目すべき項目
1. 断熱仕様と成果が明示されているか
施工事例において「どの断熱材を使ったか」「UA値やC値の実測」「温度・光熱費の改善数値」が記載されているかは重要な指標です。仕様だけでなく、結果が見える実例は信頼度が高まります。
2. 築年数・構造のバリエーション
古い木造住宅・鉄骨・RC造といった構造違いに対応できているか。
「築20年の木造住宅+断熱改修」「築40年の和風家屋+断熱と気密強化」など、対応実績の幅が広い会社は強みがあります。
3. 写真・ビフォーアフターが豊富か
改修前後の写真を見比べられることは、仕上がり品質を直感的に判断できる材料になります。断熱改修では、壁を開けた断面や施工中の様子もあると信頼感が高まります。
4. 保証制度・アフター対応
断熱・気密の性能保証が付いているか。施工後の不具合(結露・断熱材のずれなど)への対応体制が整っているかも、実績として確認すべき点です。
5. 地元・近隣での施工例
近隣で手がけた物件があれば、気候・地盤環境が似ており、性能比較がしやすいため信頼性が高まります。
ケーススタディ:実際の断熱リノベ事例
事例1:築35年木造住宅の断熱全面改修
- 使用断熱材:吹付ウレタン+外張り断熱併用
- C値・UA値改善結果:C値 3.5 → 0.7、UA値 1.7 → 0.45
- 光熱費削減:冷暖房費で年25%削減
- 住み心地の変化:床の底冷え解消、部屋間温度差縮小
- コメント:構造補強と断熱工事を同時に実施。改修前に詳細なインスペクションを行った
事例2:築50年の木造和風住宅での部分断熱
- 改修範囲:寝室壁 + 屋根断熱強化
- 使用断熱材:高密度グラスウール + 樹脂サッシ導入
- 効果:寝室の寒さが軽減され、就寝時の快適性向上
- 補足:部分改修でも体感温度改善の例として紹介されている
良い施工会社を見つけるためのステップ
- 実績掲載が充実しているかチェック
- 断熱性能数値を提示できるか聞く
- 過去施主に連絡して評判を聞く
- 複数社見積もりで実績内容を比較
- 実際の現場見学会や施工中見学を依頼する
まとめ
断熱・気密リノベーションで後悔しないためには、「理論」だけでなく「実践」の実績を比較することが非常に大切です。写真・性能数値・保証・施工体制を複合的に見比べ、信頼できる会社を選択しましょう。
次回予告
次は「デザインと断熱性能のバランスをどうとるか調べる」ことをテーマに、機能美を両立させる住まいづくりのポイントをお伝えします。
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