
中間検査項目について──安全性と法令適合を確保するための重要チェック
中間検査とは?
中間検査とは、工事の途中段階で建築基準法や関連法規に適合しているかを確認する検査です。
静岡県内でも市町村や検査機関によって実施され、特に構造や安全性に関わる重要な部分を対象に行われます。
中間検査のタイミング
多くの場合、
- 基礎工事完了後〜上棟後の構造工事中
- 内装仕上げに入る前
に実施されます。
この時点で不具合や法令違反が見つかれば、工事を先に進めることはできません。
中間検査の主な項目
① 構造関係
- 柱・梁・耐力壁の位置や数量が設計図通りか
- 筋交いや金物(ホールダウン金物、羽子板ボルトなど)の取り付け位置・締め付け状態
- 基礎と柱の緊結状況
② 防火・防水関係
- 外壁や屋根の防火構造が設計通りか
- 防水シートやルーフィングの施工状態
- 窓や開口部の防火設備(必要な地域の場合)
③ 建築基準法適合
- 建ぺい率・容積率を満たす位置と形状か
- 高さ制限や斜線制限への適合
- 道路との接道条件
④ 設備・配管関係
- 給排水管の位置と勾配
- 電気配線のルートと固定方法
- 換気設備の設置位置とダクト経路
中間検査に向けた施主側の準備
- 図面の再確認
施工図と設計図が一致しているか工務店に確認。 - 立ち会い検討
施主も現場に同行し、工事の進捗と品質を自分の目で確認。 - 記録の残し方
写真や動画で施工状況を記録しておくと後々の安心につながる。
不適合が見つかった場合の流れ
- 是正指示が出され、修正工事を実施
- 再検査を経て合格となれば工事再開
- 是正が遅れると全体工期に影響するため早期対応が重要
まとめ:中間検査は「安全性と信頼の分岐点」
✅ 構造・防火・防水・法令適合を中間段階で確認
✅ 図面と施工の一致を早期にチェック
✅ 是正事項は迅速に対応し、工期遅延を防ぐ
静岡での家づくりでも、中間検査を通じて構造や安全性を確保することが、長く安心して暮らせる家づくりの土台となります。
次回は【完了検査 ポイント】について、引き渡し前に行う最終検査の内容とチェック方法を解説します。
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施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市