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仕様ごとの価格帯(Low—中—高断熱)を比較する方法とは

「価格=断熱性」ではない!性能とコストの関係を整理しよう

断熱リノベーションに興味を持ち、いざ情報を集め始めると直面するのが、「価格の幅広さ」と「性能の差」。
安価なプランから高額なハイスペック仕様まで、何を基準に選べばよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。

本記事では、断熱仕様を「Low」「中」「高」の3段階に分けて、それぞれの性能と価格の傾向、そして選び方のポイントを解説します。


1. 【Low断熱仕様】—最低限の断熱を確保するプラン

概要

・窓:アルミサッシ+単板ガラス
・断熱材:グラスウール(薄手)
・施工範囲:必要最低限(居室のみなど)

価格帯

70万〜150万円前後(施工範囲・建物の規模により変動)

特徴

コスト重視で、主に寒さ・暑さが気になる一部の部屋だけを断熱改修するスタイルです。
ただし、他の部屋との温度差や結露などが解消されにくく、性能の限界もあるため「一時的な対策」に留まりやすいというデメリットもあります。


2. 【中断熱仕様】—バランス重視で快適性を底上げ

概要

・窓:アルミ樹脂複合サッシ+Low-E複層ガラス
・断熱材:高性能グラスウール or 吹き付けウレタン
・施工範囲:LDK・寝室など主要空間

価格帯

200万〜400万円前後(建物の広さ・断熱範囲で増減)

特徴

コストと効果のバランスが良く、ヒートショックや結露といった問題の多くに対応可能です。
断熱・気密・換気まで含めた施工により、「冬あたたかく、夏涼しい」住まいへと変わっていきます。


3. 【高断熱仕様】—全館空調対応・健康志向のプレミアム仕様

概要

・窓:樹脂サッシ+トリプルガラス
・断熱材:外張り断熱+高密度ウレタンなどの併用
・施工範囲:家全体(基礎〜屋根断熱まで含む)

価格帯

500万〜1,000万円超(規模・設備・設計レベルによる)

特徴

高性能住宅に匹敵する性能を備え、家全体が均一な温度に保たれます。
アレルギー・冷え性・省エネ意識の高い家庭には理想的ですが、予算と建物構造の制約により施工には専門性が求められます。


4. 断熱仕様の選び方:家族構成・ライフスタイル・今後の暮らし

断熱は「高ければ良い」というわけではありません。以下のような観点で選びましょう。

  • ご家族の年齢や健康状態:高齢の方や赤ちゃんがいる場合は、中〜高断熱仕様が推奨されます。
  • 住まいの築年数・構造:築30年を超える家なら、中以上の断熱強化が効果的。
  • 光熱費削減の目標:中断熱以上で実感しやすくなります。
  • 将来の資産価値:高断熱仕様は売却時にも有利です。

まとめ:コストの“かけどころ”を間違えないことが成功のカギ

断熱リノベーションの仕様は、家の快適性や健康、将来の維持費に直結します。
大切なのは、「今だけを見るのではなく、10年後の暮らしを見据えて選ぶこと」です。

「かおり木工房」では、お客様のご予算・要望・ライフスタイルに合わせて、最適な断熱仕様をご提案しています。


次回予告

次回は「建て替えとリノベーションのコスト比較をする」をテーマに、それぞれの初期費用・メンテナンスコスト・将来的な価値の違いについて詳しくご紹介します。


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