体調変化に気づきにくくなる前に老後に行うこととは
行うこととは老後の暮らしは「感じにくさ」との闘い
「気づいたら身体が冷えていた…」
「暑いはずなのに、あまり感じない…」
年齢を重ねると、体温調節機能や感覚神経の働きが徐々に衰えていきます。その結果、室内の寒暖差に気づかず、知らぬ間に体調を崩すリスクが高まってしまうのです。
特に65歳以上になると、
- 寒さや暑さを「感じにくくなる」
- 体温調節機能が低下し、「体にこたえる」
- ちょっとした冷えや熱気で「免疫力が低下」
といった影響が出やすくなります。
つまり、自分では気づきにくい温熱ストレスが、健康寿命を左右する鍵になるということです。
この記事では、そんな“感覚の変化”に寄り添いながら、老後も快適に過ごせる室温管理の方法を、断熱設計・空調・住まいの工夫を通して解説します。
老後に気づきにくくなる体温と室温の関係
● 加齢による温度感知の低下とは?
人間の皮膚は、温度の変化を感じ取り、脳に伝えるセンサーのような働きを持っています。しかし、加齢によってその機能が低下し、
- 寒さに鈍感になる → 体が冷えても気づかず過ごしてしまう
- 暑さに気づかない → 熱中症や脱水症のリスクが高まる
という状態になりがちです。
特に冬場は、「寒くないから」と暖房を控えた結果、ヒートショックや低体温症などのリスクが高まります。
● 視認性・聴覚・感覚の変化も室温トラブルの要因に
- 温度計の表示が見えにくい
- エアコンのリモコン操作が複雑に感じる
- エアコンや暖房の作動音が聞こえない
など、感覚の変化が「うっかり寒いまま」「暑すぎたまま」生活する原因にもなります。
快適な室温を維持するための断熱設計と室温管理
1. 断熱性能の高い住まいづくり
- 外気の影響を受けにくい住宅断熱は、室温を一定に保つ基本です
- 壁・天井・床・窓の断熱改修で、1年中快適な温熱環境に
- 全館空調や床下エアコンで、部屋ごとの温度差を最小限に
→「寒さ」や「暑さ」が感覚で分かりにくくても、一定の室温が保たれていれば安心です。
2. 室温可視化と自動制御の工夫
- デジタル温湿度計で数値として確認する習慣を
- スマート温調システムを導入して自動的に調整
- 高齢者にわかりやすい大画面・音声案内付きの室温機器
→「感じる」ではなく「見て管理する」スタイルが、老後の快適性を守ります。
3. 空気の流れと湿度にも着目
- 室温だけでなく湿度の調整も体感温度に影響します
- 加湿器・除湿器・換気設備をバランスよく配置
- 部屋の配置や建具によって空気が滞らないよう設計
→ 湿度管理も含めて、“温熱環境全体”を設計することが重要です。
実際の暮らしに取り入れたい簡単な工夫
- 起床前にエアコンをタイマーで稼働させ、室温が一定に
- 寝具の素材を断熱性の高いものに変更(羽毛布団+毛布)
- 厚手カーテンで冷気を遮断しつつ、日中は日射熱を有効活用
- 室温センサー付きのヒーターを寝室や脱衣所に配置
- トイレや洗面所の小空間にも断熱材と小型ヒーターを設置
かおり木工房の室温管理に配慮した住まいづくり
かおり木工房では、室温管理に配慮した高齢者向けリノベーションを行っています。
- 松尾式高断熱設計による「自然に温度が保たれる家」
- スマート家電と連携した「見える室温管理」
- 自然素材を活かした湿度・空気環境の最適化
- 住む人のライフスタイルに合わせた動線設計とエアコン配置
静岡市・焼津市・藤枝市で、多くの方に「冬でも安心」「室内の快適さが全然違う」と評価いただいています。
まとめ:年齢を重ねても“ちょうどいい室温”で暮らすために
老後の体調管理において、室温管理は命を守る設備の一部と言っても過言ではありません。
- 寒さや暑さに気づきにくくなっても、安定した温熱環境が守ってくれる
- 自動制御や可視化で、判断ミスや放置を防ぐ
- 断熱と空調のバランスで、無理のない室温調整が可能に
この機会にぜひ、自宅の室温環境を見直し、“感じにくさ”に寄り添った住まいづくりを始めてみてはいかがでしょうか?
賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
〒420-0911
静岡県静岡市葵区瀬名川1丁目27−53
営業時間:10:00〜17:00
TEL:054-261-2807
社長直通:090-6587−4713 (「HPを見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:「65歳以降のヒートショック事故を防ぐ設計」
高齢者に多い“ヒートショック”事故は、冬の温度差が原因です。次回は、リスクを最小限にするための断熱設計のポイントと対策を詳しく解説します。

















































