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光熱費を抑えつつ快適性も確保する断熱設計とは

「電気代は抑えたい。でも、冬寒いのも夏暑いのもイヤ…」

そんなご要望に応えるのが、
“光熱費と快適性を両立する断熱設計”です。

この記事では、
単なる節約だけでなく、
家族が健康に心地よく過ごせるための
賢い断熱設計の考え方と工夫を紹介します。


■ 快適性とは?断熱設計における3つの指標

【1】温度ムラが少ない
→ 部屋ごとの寒暖差、床と天井の温度差が小さい

【2】結露が起きにくい
→ 湿度が安定し、カビやダニの発生リスクが少ない

【3】音も静かでリラックス
→ 外からの騒音や部屋間の生活音が気にならない

→ この3要素を満たす家は、
 家族の健康と暮らしの質を高めてくれます。


■ 快適性と光熱費の関係

【冷暖房費を抑える=快適性が落ちる】
これは“昔の常識”。

現代の断熱設計では、
断熱+気密+計画換気をしっかり組み合わせることで、
「エアコンを使わなくても快適」な環境が実現可能です。

→ 冷暖房の“設定温度”が極端でなくなる
→ 運転時間が短くても、快適性を維持できる


■ 快適さを保ちながら光熱費を抑える断熱設計のポイント

【1】断熱材の厚みと連続性を確保
・壁・天井・床すべてに断熱材を切れ目なく配置
・天井200mm以上、壁100mm以上が目安

【2】樹脂サッシ+Low-E複層ガラスを採用
・窓の性能が家の断熱性に大きく影響
・日射取得と遮熱のバランスを考えたガラス選定

【3】高性能な気密施工(C値1.0以下)
・すき間風を防ぎ、室温と湿度を安定化
・音漏れ対策にも効果的

【4】換気と通風の計画設計
・機械換気は熱交換型で快適性維持
・自然風の通り道も重視(特に春・秋)

【5】生活動線と温熱環境の一致
・よく使う場所(リビング・キッチン)を断熱重点箇所に
・ゾーニングで部分冷暖房も効率的に


■ 実例紹介:静岡市/夫婦+子1人のご家庭

【工事内容】
・壁:グラスウール105mm+付加断熱30mm
・窓:YKK APW330(樹脂サッシ)
・気密施工(C値:0.7)
・第1種換気+全熱交換

【効果】
・冬:エアコン設定温度20℃ → 実室温21℃前後を維持
・夏:冷房28℃設定 → 室内は26℃前後
・年間光熱費:約28万円 → 18万円(▲10万円)

→ 温度差が小さくなり、
 ご家族が「家の中がどこも同じ温度で快適」と実感


■ 快適性と節約を両立させるための施工ノウハウ

・断熱と気密は“セット”で考える
・窓周りの熱橋処理(ヒートブリッジ対策)
・外気との境界をしっかり断熱することで、
 冷暖房の効率が上がる


■ かおり木工房の断熱設計ポリシー

・性能と心地よさの両立を最優先
・暮らし方ヒアリングによる空間ゾーニング提案
・無理な設備ではなく、建物性能で快適を生む設計

「冷暖房費が安い=ガマン」ではなく、
「快適だから使いすぎない」

これが、かおり木工房の目指す住まいのかたちです。


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〒420-0911
静岡県静岡市葵区瀬名川1丁目27−53

営業時間:10:00〜17:00                      

TEL:054-261-2807                        

社長直通:090-6587−4713 
(「HPを見た」とお伝えください)

施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市


次回予告:
「年間で見える断熱リノベのコスト回収効果」