光熱費ゼロを目指す断熱住宅設計のヒントとは
「本当に光熱費ゼロの家なんて可能なの?」
そんな疑問を持つ方も少なくありません。
実は、断熱性能の高い住宅にパッシブデザインや省エネ設備を組み合わせることで、
毎月の光熱費を“限りなくゼロ”に近づける住まいは現実に実現可能です。
この記事では、光熱費ゼロを目指すために欠かせない設計要素やポイントを、
静岡の気候に適したかたちで具体的に解説していきます。
■ 基本は断熱+気密の徹底強化
光熱費を抑えるための第一歩は、
「外気の影響を最小限にすること」。
そのためには、住宅の断熱と気密の性能を高めることが重要です。
・断熱:外気の暑さ・寒さを遮断する層をつくる
・気密:隙間風を防ぎ、室内の温度を逃がさない
特に、静岡市のような“夏は高温多湿・冬は冷え込みが強い”地域では、
壁、屋根、床の断熱材はもちろん、
高性能トリプルガラスの窓や、
断熱ドアの採用も必須です。
UA値0.46以下、C値0.5以下の性能を基準とすることで、
冷暖房負荷を最小限に抑えることが可能です。
■ パッシブ設計で自然エネルギーを活用
機械に頼らず、太陽や風といった
“自然の力”を取り入れて快適性を高めるのがパッシブ設計です。
・南面に大開口の窓を設け、冬の太陽熱を取り入れる
・庇(ひさし)やすだれで夏の日射を遮る
・風の通り道を設計して通風を確保する
静岡エリアは、年間を通じて日照時間が長いため、
日射取得による冬の暖房負荷低減が大きなポイントになります。
適切な窓配置や庇の寸法を計算することで、
冷暖房に頼らなくても快適な室内環境を実現できます。
■ 省エネ設備と太陽光発電の組み合わせ
断熱・パッシブ設計だけでは補えない部分を、
最新の省エネ設備でサポートすることも重要です。
・高効率エアコン(冷暖房COP5.0以上)
・エコキュートなどの高効率給湯器
・LED照明や節水型水栓
さらに、太陽光発電システムを導入することで、
昼間の電力を自給自足し、
余剰分は売電によって収入を得ることも可能になります。
売電収入と電気代の相殺により、
年間光熱費実質ゼロの家を目指せます。
■ 実際の暮らしに合ったプランニングが鍵
どんなに設備や性能が優れていても、
生活スタイルに合っていなければ光熱費は抑えられません。
・家族の在宅時間
・部屋の使い方
・生活リズム
これらをヒアリングしながら設計に反映させることが、
“本当に無駄のない家”を実現するポイントです。
かおり木工房では、
光熱費シミュレーションソフトを使い、
間取りごとに実際の光熱費を予測しながら提案を行っています。
■ 静岡で目指す「光熱費ゼロの家」は夢ではない
静岡は気候が比較的穏やかで、
パッシブ設計や太陽光発電の効果が得やすい地域です。
だからこそ、設計と性能を正しく組み合わせれば、
月々の電気代・ガス代をほぼゼロにすることも現実的です。
断熱・気密・パッシブ・省エネ設備という
4つの要素をバランスよく取り入れることで、
家計にも環境にも優しい住宅が実現します。
〒420-0911
静岡県静岡市葵区瀬名川1丁目27−53
営業時間:10:00〜17:00
TEL:054-261-2807
社長直通:090-6587−4713
(「HPを見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:
「断熱+省エネ設備で実現する電気代削減」

















































