
全館空調でもエアコンはカビだらけ?──カビを防ぐ松尾式Ver3の実力とは
こんばんは、かおり木工房の宗野です。
ここ数日、静岡市では湿度80%近い蒸し日が続いています。エアコンがフル稼働しているご家庭も多いのではないでしょうか。そんな時期によく聞くのが、**「エアコンからカビ臭い風が出てくる…」**という声。実はこれ、全館空調であっても例外ではありません。
えっ?高性能住宅で全館空調ならカビとは無縁じゃないの?──そう思ったあなたに、**本日は“誰も語らないカビの真実”**と、それを防ぐ「松尾式Ver3全館空調」の構造的強みをお伝えします。
ダクト式全館空調の盲点:エアコン内部がカビの温床に?
多くのハウスメーカーが採用する「ダクト式全館空調」は、天井裏や壁の中にダクトを通して、各部屋へ空調を行き渡らせます。
しかしここに問題が潜んでいます。
- ダクト内で空気が滞留しやすく、内部に結露や汚れが蓄積
- フィルター掃除や内部洗浄が極めて困難
- 特に中間期(春・秋)に空調停止→高湿度→カビが繁殖という流れに
つまり、どれだけフィルター掃除しても、エアコン内部やダクトの奥でカビは繁殖しているのです。
ダクトレス式でも安心できない理由
「ダクトレス全館空調だから安心」という声もありますが、油断は禁物です。
ダクトレス方式(各部屋に個別のエアコンを設置し集中制御)では、各室のエアコン内部でカビが生えやすいのが難点。
特に以下のケースは要注意です:
- 除湿不足:梅雨時でも除湿量が不十分で室内に湿気が残る
- 冷房停止後の放置:エアコン内部に残った水分がカビの温床に
- 清掃の盲点:ドレンパンや熱交換器の奥まで掃除できない
エアコンにとって“湿度”こそが最大の敵。そして、湿度対策なしにどんな高性能エアコンを使ってもカビは発生します。
三種換気(排気のみ)の家は特に危ない
三種換気とは、自然給気+機械排気で行う24時間換気システム。日本の一般的な住宅に多い方式です。
しかし、三種換気は「外気をそのまま入れる」構造のため、
- 湿度を含んだ外気をそのまま室内へ
- 気密が甘いと想定外の吸気ルートからホコリや花粉が侵入
- 室内が高湿度になりやすく、カビの温床に
という問題があります。
じゃあどうする?答えは「松尾式Ver3」全館空調
かおり木工房が採用する「松尾式全館空調Ver3」は、他とは一線を画します。
- C値0.3以下という超高気密住宅(湿気の出入りを最小限に)
- 一種換気(全熱交換型)+24時間連続運転で湿度と温度を常に制御
- 冬:床下エアコンで暖房、夏:小屋裏エアコンで冷房(メンテ性と効率性を両立)
さらに、
- 取り入れる空気は、空気清浄機を通して一度浄化
- ホコリ・花粉・PM2.5・カビ胞子などを取り除いた清浄な空気だけをエアコンに送る
- 空調内部に汚れを“持ち込まない”設計でカビの原因そのものをカット
この「空気の前処理」が、一般的な全館空調との決定的な違いです。
そしてVer3ではさらに進化し、
- エアコン停止時でも内部を乾燥させる自動ドライ運転
- ドレン配管から逆流を防ぐ設計
- 定期的なフィルター掃除だけでカビをほぼ無縁化
という実効性ある設計が施されています。
エアコンをカビさせないための本質的対策
カビ臭い家にならないために、絶対に必要な考え方を最後にお伝えします。
- 断熱・気密性能が高いだけでは不十分
- 湿度のコントロール=換気と空調の連携が不可欠
- エアコンの運用ルール(停止しない、風量固定しない、除湿重視)も重要
- 空気を清浄化したうえでエアコンに取り込む“空気の入口”こそが最大の分岐点
「換気は24時間ついてるから安心」「ダクトレスだから大丈夫」では、カビの問題は解決しません。
だからこそ、設計段階から“空気の流れと湿気の逃げ道”を科学的に設計することが求められます。
カビと無縁の家、それが“本当の高性能住宅”
かおり木工房の家は、ただの「高気密・高断熱」ではありません。
- 湿度を制御する一種換気
- 空気を清浄化してからエアコンに送る設計
- 内部結露を防ぐ構造とカビを寄せつけない空調ロジック
これらすべてを**「松尾式全館空調Ver3」で一つにまとめた住まい**です。
カビの生えない空気の家で、安心して深呼吸できる毎日を。
それでは、また。
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