南に窓があれば日当たりは大丈夫?“太陽より怖い”土地の落とし穴
こんばんは、かおり木工房のそうのです。
11月も半ばになり、静岡市は朝晩ひんやりしてきました。
日によって空気が澄んでいたり、逆に湿度が高かったり、
秋から冬へ向かうこの時期は“家の中の温度変化”を敏感に感じやすい季節です。
家づくりを検討されているご家族からも、
「冬暖かい家にしたい」
「日当たりの良い土地を選べば失敗しませんよね?」
といった質問が、この時期特に増えます。
ただ今日お話ししたいのは――
実は、その“日当たり”という考え方が、家づくりの落とし穴になることがある。
ということです。
これは、家づくりで後悔トップ10に入るテーマです。
“南に窓があれば大丈夫”
これは住宅業界で最も誤解されている神話です。
多くの住宅会社が、
「南に窓がついていれば日当たりは大丈夫ですよ」
と言います。
しかし、これは家づくりの本質から大きく外れています。
かおり木工房では、
✔ 太陽の位置そのものは見ない
✔ “窓の位置”と“周りの建物の形”を最優先
✔ 太陽を“味方につけるために”、影・反射・風を立体的に読む
という、全国でも珍しい見方をしています。
なぜか?
それは、
**太陽は“調整できる”。
風と空気は“調整できない”。**
からです。
庇、外付けブラインド、ガラス性能、断熱性能で日射はコントロールできます。
しかし、
・風向き
・隣家の形がつくる影
・建物の反射
・空気のよどみ
・湿気の溜まる場所
これは、土地によって“一生変わりません”。
だからこそ、かおり木工房は
窓の位置(=空気の動線)を最優先し、
太陽の位置は後から整える
という考え方を採用しています。
南に窓をつければ大丈夫?
→ 実は「南の窓」が失敗の原因になるケースが多い
住宅会社の多くは、
「南に大きい窓をつけましょう」
「南は最高の方位です」
と言います。
しかし、実際に住んでみると――
●冬
隣家の影が落ちて日が入らない
●夏
直射日光が強すぎてサウナのように暑い
●夕方
西日が窓に回り込んで地獄の暑さ
●プライバシー
隣家と視線が重なり、カーテンを閉めっぱなし
●反射
白い外壁の照り返しで眩しい・熱がこもる
南向きの大きな窓は、
良いことだけでなく“デメリット”も想像以上にあります。
つまり、
南向き=正解
ではなく、
南向き=調整が必要な方位
なのです。
ここを誤解すると、永遠に“カーテン生活”になってしまいます。
かおり木工房の土地チェックは、他社と“見ているもの”が違う。
まず、多くの会社が見ているのはこれだけです。
● ✕:南側に窓があるか
● ✕:隣家の窓がどこにあるか
これで
「大丈夫ですよ」
と言われてしまいます。
しかし、かおり木工房は全く違います。
かおり木工房が見るのは、
太陽 × 風 × 空気 × 建物の“立体影響”
✔ 周囲の建物の「形」
✔ 高さ
✔ 影の伸び方
✔ 反射の方向
✔ 季節ごとの風の道
✔ 斜めから入る日射の“わずかなスキマ”
✔ 建物配置で風が曲がる“コーナー”
✔ 3階建ての圧迫感と影の伸び
✔ 2階窓からの反射光
✔ バルコニーの床の照り返し
✔ 隣家の庇の長さによる陰
✔ 夜の外部照明の入り方
✔ 隣家の給湯器の蒸気が当たる位置
✔ ゴミ置場・駐車場のニオイの流れ
普通はここまで見ません。
しかし、実際の暮らしや快適性は、
“南道路かどうか”ではなく、
周囲の建物がつくる空気環境で決まります。
かおり木工房は、土地を“平面”ではなく
“立体で読む” のが特徴です。
南よりも重要なのは「風の道」
風は嘘をつかない。土地の性格を全部表す。
静岡はエリアによって風が大きく違います。
●葵区
山からの下降気流が入り、冬の朝は冷たい空気が溜まりやすい
●駿河区
海風が湿気を運び、夜が蒸しやすい
●清水区
港風が強く、塩害リスクと夏場の体感温度が変わる
これらは
“南向き窓”では調整できません。
しかし、
どの窓が風を拾い、どの窓が湿気を逃がすか
を“風の道”に合わせて設計すれば、
・冬は暖かく
・夏は涼しく
・空気はきれいで
・湿度は安定
という家が自然にできあがります。
松尾式全館空調との相性も抜群です。
「太陽は整えられる。
風と空気は整えられない。」
この前提で窓を配置すると家は劇的に快適になる
日射は後から調整できます。
・庇のサイズ
・窓の高さ
・ガラス性能
・外付けブラインド
・断熱性能
・空調計画
しかし空気だけは、
土地が決めた答えに従うしかありません。
そのため、かおり木工房は
✔ 太陽の位置より
✔ 空気の動線
を最優先にして窓を決めます。
他社が
「南に窓があるから大丈夫です」と言う中、
私たちは
「その窓に風は入りますか?」
「その窓に光は落ちますか?」
「その窓に反射や影は落ちませんか?」
と、暮らしの“現実”を見ます。
これが、
同じ土地でも快適性に“圧倒的差”が出る理由。
日当たりで“良い土地”を決めるのはもう古い。
本当に見るべきは「建物の影響力」
土地には必ず、周囲の建物が存在します。
その建物がつくる影・反射・風の渦・湿気……
こうしたものを読まずに土地を決めるのは、
まさに“運任せ”です。
特に静岡市の新興住宅地は、
2階建て・3階建て・敷地形状が入り組み、
南側が常に正解とは限りません。
むしろ、
・北道路の方が夏が涼しい
・東の空き地の方が冬の日射を拾いやすい
・西側の家型が風を誘導して快適
こうした“逆転現象”が起きるのが静岡市の実情です。
「太陽 × 風 × 空気 × 建物」を読める工務店かどうか
ここで快適性の“すべて”が決まる
家づくりは、
窓の数や方角ではなく、
土地をどう読むかで8割が決まります。
かおり木工房は
・太陽を味方にし
・風の道を読み
・空気のよどみを消し
・建物の影響を立体的に把握し
・土地と暮らしを合わせて窓を配置し
・全館空調で“安定した空気”を作り
・C値0.3以下の性能で“漏れない家”に仕上げる
このすべてを“セット”でつくっています。
だからこそ、
冬は本当に暖かく、
夏は本当に涼しい家になります。
これは、
「南に窓があるから大丈夫」という家では
絶対に再現できません。
■【まとめ】
✔ 南に窓=正解ではない
✔ 太陽の位置より、窓の位置が大事
✔ 周囲の建物の“影・反射・風”を読まない土地選びは危険
✔ 日射は調整できるが、空気は調整できない
✔ 土地は“平面”ではなく“立体”で見る
✔ かおり木工房は太陽を味方につける設計
✔ 快適性は「風×空気×建物」で決まる
✔ 本当の土地判断は“南向き神話を捨てるところから”
あなたのご家族が長く住む家。
“日当たり”だけで土地を判断しないことで、
30年後の快適性が大きく変わります。
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賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
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