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古い断熱仕様の家が寒さに弱い理由と改善方法

築20年以上の住宅に住んでいると、「暖房をつけても寒い」「光熱費が高いのに快適ではない」といった悩みを抱えることが多くなります。その原因のひとつが「古い断熱仕様」です。日本の住宅は過去、断熱基準が現在ほど厳しくなかったため、昔の家は寒さに弱い造りになっていることが少なくありません。本記事では、古い断熱仕様の家が寒さに弱い理由と、その改善方法について解説します。


古い断熱仕様が寒さに弱い理由

1. 断熱材の性能不足

昔はグラスウールなどを薄く入れる程度の施工が多く、十分な断熱性能が得られていませんでした。

2. 断熱材の劣化

年月とともに断熱材がへたったり湿気を含んだりして、本来の性能を発揮できなくなります。

3. 窓の断熱性能が低い

単板ガラスの窓が多く使われており、外気の影響を大きく受けます。

4. 気密性の不足

施工技術の違いや建材の劣化により、隙間風が入りやすいのも寒さの原因です。


寒さを改善するためのリフォーム方法

1. 壁・屋根・床の断熱リフォーム

外壁の張り替えや内壁リフォームに合わせて断熱材を入れ直すと、大幅に性能が改善されます。床下や屋根裏に断熱材を追加するのも有効です。

2. 高断熱窓への交換

ペアガラスやLow-Eガラス、樹脂サッシに交換することで、熱の出入りを防ぎます。内窓の設置もコストを抑えた効果的な方法です。

3. 隙間対策

サッシやドアの気密性を高めることで、冷気の侵入を防ぎます。小さな工事でも体感温度が変わります。

4. 床暖房の導入

足元から暖めることで、寒さを感じにくくし、快適性を高めます。断熱リフォームと組み合わせると効果が大きくなります。


実際の改善事例

事例1:窓リフォームで快適な冬を実現

築30年の住宅で、窓をすべて二重窓に交換。冷気の侵入が減り、エアコンの効きも改善しました。

事例2:外壁リフォームで断熱性能向上

築35年の住宅で外壁を張り替える際に断熱材を追加。冬場でも暖房の効きが良くなり、光熱費も削減されました。


まとめ

古い住宅は「寒いのが当たり前」と思われがちですが、断熱リフォームを行うことで現代の新築住宅に近い快適性を得ることができます。断熱性能を高めれば、健康にも光熱費にもメリットがあり、長期的に見れば非常に価値のある投資となります。


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住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587−4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市


次回予告

次回は 「窓際のカビを引き起こす結露の原因と解決策」 をテーマに、健康被害を防ぐ住まいの改善ポイントをご紹介します。