
古い断熱材の劣化で断熱性能が落ちてきている気がする理由とは?
築年数が経った家で起きる“見えない劣化”にご注意
「昔はもっと暖かい家だった気がする…」
「冷暖房の効きが悪くなった」
築20年・30年と時が経つとともに、
「なんとなく寒くなった」「冷暖房が効きづらい」といった体感温度の違和感を訴える方が増えます。
その原因の一つが、壁や天井・床にある断熱材の“経年劣化”です。
目に見えない場所で起きているこの劣化は、住まいの快適性をじわじわと奪っていきます。
なぜ断熱材は劣化するのか?
● 湿気や結露による「断熱材の水分吸収」
- グラスウールやロックウールなど、吸湿性のある断熱材は湿気を含むと断熱性能が低下
- 壁内結露などでカビ・腐食の温床になることも
● 経年での「沈下」や「偏り」
- 天井裏や壁内に詰め込まれた断熱材が重力や湿気の影響で沈んでしまう
- 結果、すき間が生じて熱が逃げやすくなる
● 断熱材そのものの「耐用年数」
- 吹付ウレタン:20〜30年程度で収縮や劣化が起こることも
- 発泡スチロール系:素材によっては変形・収縮の可能性あり
築年数が進むほど、「新品の断熱材と比べて半分以下の性能になっている」ケースも少なくありません。
古い断熱材が原因で起きる家の不快・不調
- エアコンが効きにくくなり、光熱費が高騰
- 窓や壁から冷気を感じ、スリッパ・毛布が手放せない
- 夏は2階が暑すぎて使えない
- 室内にカビや結露が発生しやすくなる
- 家のあちこちで「冷気のすき間風」を感じる
解決には「断熱材の入れ替え+性能向上リノベ」が効果的
◎ 壁の内部断熱材をリフォームで入れ替える
- グラスウール→高性能グラスウール
- 古い発泡材→現代の**高密度・高断熱素材(硬質ウレタンフォームなど)**に変更
◎ 吹付断熱による“すき間ゼロ”の断熱リノベ
- 壁・天井・床にウレタンを吹き付けることで断熱・気密性が大幅向上
- 気流の乱れを抑え、家全体の温度差を解消
◎ 内窓・断熱窓の追加で窓からの熱ロスも防ぐ
- 壁断熱だけでなく、窓の断熱性能向上も並行して実施することで効果倍増
【施工事例】藤枝市・Y様邸「築30年、断熱材の限界を感じてリノベーション」
Y様邸では、冬になると1階が底冷えし、
「暖房しても効きが悪い」「2階の子供部屋がサウナ状態」といった問題が発生。
現地調査の結果、壁内断熱材の湿気による劣化と沈下が発覚。
そこで以下の工事を実施しました。
施工内容:
- 壁の断熱材を吹付ウレタンに更新
- 天井裏にも断熱補強を追加
- 内窓を追加し、熱の出入りを抑制
結果:
- 「エアコン設定温度が低くても暖かい」
- 「1階と2階の温度差が減って快適に」
- 「夏も涼しく過ごせて、電気代が下がった」と好評!
断熱材は“半永久”ではありません
家の「見えない老朽化」に気づいた時が、リノベのタイミング
断熱性能は、住まいの快適性・健康・光熱費に直結する大事な要素です。
かおり木工房では、既存断熱材の劣化診断〜断熱リフォームのご提案まで、
お客様の家に合わせた最適なプランをお届けします。
賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587−4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:
「窓からの冷気・熱気でカーテンがビビるほど風が入る理由とは?」
体感でわかる“気流の違和感”の正体と、断熱リノベによる改善策をご紹介します。