
回遊できない間取りによる動線ストレスを解消するには?
住まいの使いやすさを決める大きな要素のひとつが「動線」です。特に、家の中でぐるっと回れる「回遊動線」がない間取りでは、生活の中でストレスを感じやすくなります。今回は、回遊できない間取りがもたらす不便さと、それを解消するリフォームの工夫について解説します。
回遊できない間取りが生む問題
1. 無駄な移動が増える
行き止まりのある間取りでは、目的地に行くために遠回りが必要になります。例えば、キッチンから洗面所に行くのにリビングを必ず通らなければならない場合、家事の効率が大きく低下します。
2. 家族がすれ違いにくい
廊下や出入口が限られていると、家族同士がぶつかることも多く、ストレスを感じやすくなります。
3. 掃除や片付けがしにくい
家具や収納の配置が限定され、掃除道具を運ぶ際にも不便を感じやすいです。
4. 将来的なバリアフリーに不向き
動線が一本化されていると、介護が必要になったときに車椅子や補助具の使用が難しくなることもあります。
回遊動線をつくるリフォームアイデア
1. ドアや廊下を追加して回遊ルートを確保
壁を一部撤去してドアを新設すると、ぐるっと回れる動線がつくれます。大規模工事をせずとも改善可能です。
2. キッチンの回遊動線
人気のアイランドキッチンは、キッチンを中心にダイニングやリビングに回遊できるため、家事動線をスムーズにします。
3. ウォークスルークローゼットの導入
寝室と廊下をつなぐクローゼットを設けることで、着替えや収納の動線が短縮され、便利になります。
4. 水回りをまとめて配置
キッチン・洗面所・浴室をまとめて配置することで、料理と洗濯を同時進行しやすくなり、効率的な動線が実現します。
改善によるメリット
- 家事効率が向上し、時間の無駄が減る
- 家族同士が自然に顔を合わせやすくなる
- 将来的なバリアフリー対応がしやすくなる
- 家全体が開放的に感じられる
実際の改善事例
事例1:廊下をつなげて回遊性アップ
築30年の住宅では、キッチンと洗面所が遠く家事効率が悪い問題がありました。廊下にドアを新設し、リビングを通らずに洗面所に行けるようにしたことで、移動がスムーズになりました。
事例2:アイランドキッチンで回遊動線を確保
リフォームで壁付けキッチンをアイランド型に変更。ダイニング・リビング・廊下をぐるりと回れるようになり、料理中の動線が快適になりました。
まとめ
回遊できない間取りは、日々の暮らしに小さなストレスを積み重ねます。しかし、リフォームによって回遊動線を取り入れることで、家事効率や家族のコミュニケーションが改善され、快適な住まいが実現します。小規模な工事から大規模な間取り変更まで、ライフスタイルに合わせた改善を検討してみましょう。
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施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告
次回は 「玄関からリビングまでが遠い家のリフォーム方法」 をテーマに、家の出入りを快適にする動線改善とリフォーム事例をご紹介します。