
壁や天井からの冷気(隙間風)が感じられる理由とは?
快適な室温を妨げる“見えない隙間”と断熱リノベでの改善策
「家の中にいるのに風を感じる…」その原因はどこに?
「暖房をつけていても、なんだかスースーする」「壁に近づくとヒヤッと冷たい」——そんな体験をしたことはありませんか?
実はこの“体感温度の低下”の正体、多くの場合、壁や天井などからの冷気の侵入=隙間風が原因です。
特に昭和〜平成初期に建てられた戸建住宅の多くは、断熱・気密性が不十分な設計のまま現在に至っているケースが少なくありません。冷気が「空気のすき間」を通って屋内に侵入することで、せっかくの暖房も効果が薄れてしまい、寒さストレスや光熱費の無駄を生んでいます。
隙間風が発生する代表的な場所
隙間風は一見すると“どこからともなく”感じるものですが、実は発生しやすい場所にはパターンがあります。
- 壁のコンセント周り
配線用の穴や施工時の処理不足で、意外にも冷気が入りやすい場所。 - 天井裏と居室の境目
気密処理が不十分だと、屋根裏の冷気がじわじわと降りてきます。 - 壁の内部(断熱材の劣化や不足)
断熱材が偏っていたり、経年で隙間が空くと、そこから冷気が侵入。 - 外壁と構造体のすき間
施工精度が低かったり、地震などで歪んだ家では、目に見えない“隙間”が意外と多い。
このように、「壁からの冷気」は必ずしも壁そのものから出ているのではなく、“構造的な隙間”や“断熱の不備”が原因であることが多いのです。
冷気だけでなく「健康リスク」も潜んでいる
室内に冷気が流れ込むと、室温が局所的に下がり、体温が奪われるため、次のような体調トラブルを招くこともあります:
- 就寝中に手足が冷えて眠りが浅くなる
- ヒートショックのリスクが高まる(特に寝室〜トイレ間の移動)
- 冷えによる肩こり・頭痛・関節痛の悪化
住まいの「気密性と断熱性」は、単に快適性だけでなく、健康を守る住環境としての機能も求められているのです。
断熱・気密リノベでの改善方法とは?
かおり木工房では、「冷気の侵入箇所」の見極めから、最適な断熱・気密リノベーションをご提案しています。
【改善策1】断熱材の補充・入れ替え
古いグラスウールなどが使われている場合は、高性能断熱材への交換で熱損失を大幅に軽減できます。
【改善策2】気密シートやパネルの施工
冷気が入りやすい場所には気密性を高める建材を適切に使うことで、隙間風の流入を防ぎます。
【改善策3】外壁・屋根の断熱強化
壁だけでなく天井・屋根・外壁全体の断熱性能を底上げすることで、建物全体の温熱環境が劇的に変わります。
【施工事例】リビングの壁が寒くて家族が集まらなかったA様邸
築35年のA様邸では、冬になるとリビングのソファに座ると背中が冷えるという状態でした。
かおり木工房の診断で、外壁と断熱材の間に大きな空洞があることが判明。断熱材の入れ替えと気密補強工事を実施したところ、
- 室温が平均2.8℃上昇
- 暖房の設定温度が3℃下がった
- 家族がリビングに自然と集まるようになった
という嬉しい結果に。
まとめ|“なんとなく寒い”は、家が発しているSOSかもしれません
「冷気が壁から来てる気がする…」そんな感覚は、単なる気のせいではありません。
あなたの家にも、気づかぬうちに“すき間”からの冷気が入り込み、光熱費や健康に影響を及ぼしているかもしれません。
見えない場所の問題こそ、プロによる調査とリノベーションの力で解決できます。家の寒さに悩んでいるなら、まずは気軽にご相談ください。
賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587−4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:
「暖房している部屋とそうでない部屋で温度差がありすぎる理由とは?」をお届けします。部屋ごとの温度バラツキが生まれる仕組みと、その解決策を深掘りします!