
夏に暑く、冬に寒い家を一年中快適にする改修とは
夏に暑く、冬に寒い家を一年中快適にする改修とは断熱・気密・省エネリフォームのポイント
「夏は冷房が効きにくくて蒸し暑い」「冬は暖房しても底冷えがする」――そんな住まいの悩みを抱えている方は少なくありません。
特に築20年以上の住宅では断熱性能や気密性が不十分で、光熱費がかかるのに快適に暮らせないというケースが多く見られます。
この記事では、夏も冬も快適に過ごせる家づくりのために必要な改修ポイントを徹底解説します。
リフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1. なぜ「夏暑く、冬寒い家」になるのか?
(1)断熱性能の不足
古い住宅は断熱材の厚みが足りなかったり、施工精度が低く隙間が生じていることが多くあります。その結果、外気温が室内に伝わりやすくなり、冷暖房の効きが悪くなります。
(2)窓やサッシの性能不足
窓は家の中で最も熱の出入りが大きい部分です。単板ガラスの窓は夏は外の熱気を通し、冬は暖房の熱を逃がしてしまいます。
(3)気密性の低下
築年数が経つと建具やサッシに隙間ができ、外気が室内に入り込みやすくなります。そのため、冷暖房をしても効率が悪く、快適さを維持できません。
(4)換気・通風の不具合
通風計画が不十分だと夏場の熱気や湿気がこもり、冬は冷気が床下から侵入してしまいます。
2. 一年中快適にするための改修ポイント
(1)断熱リフォーム
- 壁・天井・床の断熱強化
断熱材を追加・交換することで、外気の影響を受けにくい住まいに変えられます。 - 吹き付け断熱や高性能断熱材の導入
気密性を高めつつ隙間を減らす施工で、温度ムラを解消。
(2)窓の断熱性能を向上
- 複層ガラス(二重ガラス)やLow-Eガラス
断熱性・遮熱性を向上し、夏は涼しく冬は暖かく。 - 内窓(二重サッシ)の設置
既存の窓の内側にもう一枚窓を追加し、気密性・断熱性をアップ。
(3)気密性の改善
- 建具やサッシの交換
古くなったサッシは隙間風の原因。樹脂サッシや気密性の高い窓枠に交換することで改善。 - 床下や天井裏の隙間補修
断熱材を補修し、外気の侵入を防止。
(4)換気・通風リフォーム
- 熱交換型換気システム
外気を取り入れながらも熱を逃さない仕組みで、快適さと省エネを両立。 - 通風を意識した窓の配置変更
夏場に風が抜けやすくなるようリフォームすることで自然な涼しさを確保。
3. 改修によるメリット
- 光熱費の削減
断熱・気密性能が高まることで、冷暖房効率が向上し、電気代・ガス代が下がります。 - 健康への効果
冬の底冷えや夏の熱中症リスクを減らし、家族の健康を守ります。特に高齢者や小さなお子さまに安心。 - 住宅の長寿命化
結露や湿気を防ぐことで建材の劣化を防ぎ、家の寿命を延ばします。 - 一年中快適な暮らし
「夏は涼しく、冬は暖かい」住環境は、生活の質そのものを高めてくれます。
4. 日常でできる簡単な工夫
- 夏は遮熱カーテンやすだれを使い、直射日光を防ぐ
- 冬は厚手のカーテンで窓の断熱性を補う
- サーキュレーターや扇風機を使って空気を循環させる
リフォームと合わせてこうした工夫を取り入れることで、より快適な暮らしを実現できます。
5. まとめ|快適な住まいは断熱・気密がカギ
「夏暑く冬寒い家」は、断熱・気密・換気の性能不足が原因です。
断熱リフォームや窓の性能向上、気密性改善を行うことで、一年中快適で健康的な住まいを実現できます。
光熱費の削減や家の長寿命化にもつながるため、住まいの性能を見直すリフォームは早めの検討がおすすめです。
次回予告
次回は 「照明が暗い家を快適にするリフォームアイデア」 をテーマに、自然光や照明計画を工夫して、家全体を明るく快適に変える方法をご紹介します。
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