
夜間冷え込みを防ぐ断熱ブラインド設計とは?
冬でも快適な窓まわりの工夫を解説
「窓際が冷える」「夜になると足元が寒くなる」――そんな悩みはありませんか?
実は、住宅の断熱性能の中でも”窓”は熱の出入りが最も大きい部分。とくに夜間は、窓からの冷気が室温に大きく影響します。
この記事では、夜の冷え込みを防ぎ、快適な室温を保つための「断熱ブラインド設計」について、静岡の注文住宅専門「かおり木工房」が解説します。
1. なぜ夜間は窓まわりが寒くなる?
熱の移動=放射・伝導・対流の3つ
夜間は外気温が下がるため、
- 放射:室内の熱が窓ガラスを通じて外に逃げる
- 伝導:窓の枠やガラスから直接冷気が伝わる
- 対流:窓際の空気が冷やされ下降気流が発生
これらが重なって「窓の近くは寒い」と感じる原因になります。
2. 断熱ブラインドとは?
一般的なカーテンと何が違う?
- カーテン:布1枚で熱は遮断しにくい
- 断熱ブラインド:空気層を持ち、熱の移動を防ぐ多層構造
代表的な断熱ブラインドの種類
- ハニカムスクリーン(ハニカム構造で空気層を形成)
- ロールスクリーン(断熱裏地付き)
- 二重ブラインド(厚地+アルミなどの素材)
いずれも窓と室内の間に断熱層をつくり、冷気の流入を防止します。
3. ブラインド設計で押さえるポイント
窓の断熱性能を考慮した組み合わせ
- トリプルサッシなど高性能窓と組み合わせると効果倍増
- 単板ガラスの住宅では断熱ブラインドが必須アイテム
ブラインドの取り付け位置
- 窓枠内に取り付けると隙間から冷気が入りやすい
- 窓全体を覆うように「窓枠の外側」や「天井から吊るす」設計が理想
開閉のしやすさ・日中の採光も意識
- ハニカムスクリーンは上下で調整できるタイプが便利
- ロールタイプは電動操作で開閉が簡単なものも
4. 静岡の冬におすすめの断熱ブラインド活用法
静岡は比較的温暖ですが、夜間の放射冷却による冷え込みが顕著。
特に郊外エリアや平屋住宅では窓の断熱強化が重要です。
かおり木工房では、
- 南面→日中は日射取得、夜間は断熱ブラインドで遮熱
- 北・東・西面→常時遮熱型ブラインドで冷気遮断
- 寝室・リビング→ハニカムスクリーン+厚地カーテンの併用
といった、方角・用途ごとのブラインド提案を行っています。
5. 実例紹介:断熱ブラインドで変わった暮らし
【静岡市/50代ご夫婦・平屋住宅】
- 寝室にハニカムスクリーンを導入。夜間の底冷えが軽減され、睡眠の質が向上。
- 朝までエアコンを切っても寒さを感じず、光熱費も削減できたとの声も。
【焼津市/共働き夫婦+小学生2人】
- 吹き抜けリビングにロールタイプの断熱ブラインド+シーリングファン併用
- 冬でも子どもたちが床で過ごせる暖かさを実現
まとめ:窓まわりの工夫が夜の快適性を左右する
断熱材や窓ガラスの性能に目が行きがちですが、「ブラインドの選び方と取り付け方」も室温管理の鍵になります。
夜間の冷えにお悩みの方は、ぜひ窓まわりの見直しから始めてみてください。
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かおり木工房(有限会社DAMソウショウ建築)
住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587−4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:
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