
建築確認申請の流れ─許可を受けてから工事を始めるまでの手順
建築確認申請とは?
建築確認申請とは、新築や増改築などの工事を行う前に、その計画が建築基準法や関連法規に適合しているかを確認・許可してもらう手続きです。
この申請が通らなければ、原則として工事を開始することはできません。
建築確認申請が必要なケース
- 延べ面積10㎡を超える新築や増築(例外あり)
- 用途変更で安全性に影響がある場合
- 構造や設備に関する大きな改修
建築確認申請の流れ
1. 設計図面の作成
- 一級または二級建築士が、建築基準法に沿った図面を作成
- 敷地調査や法的条件(用途地域、建ぺい率、容積率、防火規制など)を反映
2. 必要書類の準備
- 建築確認申請書
- 設計図面(平面図・立面図・断面図・配置図など)
- 構造計算書(必要な場合)
- その他関係法令に基づく書類
3. 申請先へ提出
- 市区町村の建築主事、または指定確認検査機関に提出
- 提出後、法令や構造の適合性を審査
4. 審査と補正
- 不備や修正点があれば設計者と工務店が対応
- 補正後、再審査が行われる
5. 確認済証の交付
- 適合が確認されると「確認済証」が発行
- この証明書が工事着工の許可証となる
6. 工事着工
- 確認済証を現場に備え付け、工事を開始
申請から許可までの期間
- 一般的な住宅の場合:7〜14日程度
- 構造計算が必要な場合や特殊建築物の場合:数週間〜1か月以上
注意点
- 確認済証がないまま工事を始めると、工事中止命令や罰則の対象になる
- 申請段階でのミスや修正は着工スケジュールに影響
- 土地条件(防火・準防火地域など)によって必要書類が増える
まとめ:建築確認申請は「着工のスタートライン」
✅ 設計段階から法的条件を満たす計画にする
✅ 必要書類や申請先を早めに確認
✅ 確認済証を受け取ってから着工する
静岡で家づくりを進めるなら、地域の建築条件に詳しい工務店や設計士と連携し、スムーズな申請を行うことが工期遅延を防ぐカギです。
次回は【近隣挨拶 タイミング】について、工事前後の近隣挨拶のベストタイミングとマナーを解説します。
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