断熱リノベで光熱費が“資産”になる家とは
「住宅は“消費するもの”から、“生産するもの”へ」
エネルギー価格が年々高騰する中で、
住宅の価値は単に“建物の広さ”や“立地”だけでは測れなくなっています。
今、注目されているのが、
断熱性能を高めて、光熱費を削減し続けられる家=資産となる家です。
今回は「断熱リノベーションによって光熱費がどう資産価値になるのか」
その理由と具体的な設計のヒントを解説します。
■ なぜ“光熱費が資産”になるのか?
【1】支出が減る=可処分所得が増える
月1.5万円の光熱費が月8,000円に。
年間で84,000円、10年で84万円の削減。
これが継続すること自体が“固定資産”といえます。
【2】資産価値として評価される時代に
・長期優良住宅やZEH住宅は、
金融機関の住宅ローン金利優遇対象
・リセール時に「断熱等級」や「エネルギー性能」が査定要素に
【3】物価高時代に強い生活基盤になる
・電気・ガス料金が上がっても、
断熱性が高い家ならダメージが最小限
■ モデルシミュレーション:築30年木造住宅
【Before:断熱リノベ前】
・断熱等級4相当、アルミサッシ、単板ガラス
・冷暖房の使用時間:1日平均8時間
・年間光熱費:32万円(電気+ガス)
【After:断熱リノベ後】
・断熱等級6、Low-E複層ガラス、外壁付加断熱
・冷暖房使用時間:1日3〜4時間
・年間光熱費:16万円
→ 年間16万円の削減 → 20年で320万円の“差益”
■ 資産価値化のポイントとなる3つの設計要素
【1】断熱等級6〜7の取得
・国が定める断熱基準の上位等級を取得することで、
将来的な査定価値がアップ
【2】一次エネルギー消費量の削減
・設備選定+断熱強化でエネルギー効率を最大化
・BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の★取得もおすすめ
【3】太陽光+蓄電池による“エネルギー収支ゼロ化”
・発電+断熱によって「収支ゼロ」「収支プラス」住宅も実現可能
■ ランニングコストを「見える化」する重要性
家を建てる際、建築費用のみに目が行きがちですが、
実際には、30年〜40年という長期に渡る“運用”が発生します。
【光熱費の累積比較(30年間)】
・断熱等級4:32万円 × 30年 = 960万円
・断熱等級6:16万円 × 30年 = 480万円
→ 480万円の差は、住宅ローン1割分に相当
さらに、電気代が年間5%ずつ上昇する試算を加味すれば、
削減効果はさらに大きくなります。
■ 資産価値の高い断熱設計とは?
・間取りと方位に応じて、開口部の種類と配置を最適化
・窓は南面:日射取得型、北面:断熱重視型を選定
・天井・床下・外壁・開口部の断熱バランスを重視
・気密性も担保することで、冷暖房効率を最大化
断熱は「見えない部分」こそ、設計の知恵と工夫が試されます。
■ かおり木工房の提案する“資産住宅”とは
・温熱シミュレーションで20年後までの光熱費を可視化
・補助金を活用した初期コスト削減提案
・建築性能+経済性の両立を考えた断熱仕様を標準化
「今が良い家」ではなく、
「将来も価値が続く家づくり」こそ、
私たちが目指す家の本質です。
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(「HPを見た」とお伝えください)
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次回予告:
「省エネ住宅の断熱基準と設計の違い」

















































