断熱リノベを始める前に知っておきたい費用とは
「断熱リノベーションってどのくらいお金がかかるの?」
多くの方が不安に思うのが、
断熱リフォームにかかる費用と、その回収効果です。
この記事では、断熱リノベーションを検討する際に
事前に押さえておきたい“費用の考え方”を中心に解説します。
初期費用だけに目を向けるのではなく、
光熱費削減や快適性、家の寿命への影響まで含めて、
長期的な視点での判断が重要です。
■ 断熱リノベーションの費用構造
断熱リフォームの費用は、
主に以下の要素で構成されます。
【費用構成例】
・断熱材本体価格(グラスウール、EPS、吹付けウレタンなど)
・施工費(既存壁・床・天井の解体、下地調整含む)
・気密処理・防湿処理材料費
・窓やサッシの交換費用(必要に応じて)
・仮住まい・引っ越し代(大規模改修時)
→ 一般的な一戸建て(30〜35坪)の全面断熱改修で、
おおよそ300〜600万円程度が目安です。
■ 部位別にみる費用と効果のバランス
【天井断熱】
・比較的施工がしやすく、費用も安価(〜20万円程度)
・暖気の逃げを防ぎ、冬の快適性向上
【床下断熱】
・床下のスペース次第で施工難易度が変動
・底冷え対策に効果的(費用目安:30〜50万円)
【壁断熱(内側・外側)】
・外壁を壊さずに施工するか、外張り断熱にするかで大きく変動
・費用は最も高額だが、断熱効果も大きい(目安:80〜200万円)
→ 最も効果的なのは「窓の断熱改修」との併用です。
■ リノベ費用の“回収”は本当にできるのか?
【回収シミュレーション】
・年間光熱費が15万円削減された場合
→ 15万円 × 20年 = 300万円の節約
これに加え、以下の“見えない価値”も得られます。
・ヒートショック予防 → 医療費・介護費削減
・快適な暮らし → ストレス軽減・睡眠の質向上
・建物劣化の防止 → 修繕費の抑制
■ 補助金制度で費用を賢く抑える
国や自治体の補助制度を活用することで、
断熱リノベの初期費用を大幅に抑えることが可能です。
【対象例】
・子育てエコホーム支援事業
・先進的窓リノベ事業
・住宅省エネ2024キャンペーン
→ 最大で100万円以上の補助が受けられることも。
■ “全部やる”より“重点的にやる”が効果的
予算が限られている場合、
すべてを一度に断熱改修するのではなく、
「使用頻度が高い空間」や「冷暖房エリア」を絞って
重点的に断熱改修する方法も有効です。
【優先順位の目安】
- 窓・玄関ドア → 最も熱損失が大きい
- 天井・床下 → 比較的低コストで効果大
- 外壁 → 予算に余裕がある場合に
■ 将来の価値に投資する視点を
断熱リノベは、単なるリフォームではなく、
「暮らしの質」と「家の資産価値」を高めるための投資です。
・快適性が高い家は空室率が低く、売却時も有利
・賃貸併用住宅では家賃アップも期待できる
・ZEH基準相当の断熱性能でローン控除や補助金も得やすい
→ 将来の資産形成にもつながるリノベーションとなります。
■ かおり木工房の断熱リノベの特徴
・費用対効果を見える化したご提案
・現地調査+光熱費診断から始める安心設計
・補助金申請のサポートも万全
「いくらかかるか」ではなく、
「何年で回収できるか」「何を得られるか」という視点で、
断熱リノベーションを前向きにご検討いただけます。
〒420-0911
静岡県静岡市葵区瀬名川1丁目27−53
営業時間:10:00〜17:00
TEL:054-261-2807
社長直通:090-6587−4713
(「HPを見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:
「高断熱改修で余った予算を設備に回す方法」

















































