断熱等級が高い家 vs 標準住宅の光熱費比較
「断熱等級って、実際どのくらい違いがあるの?」
家づくりや断熱改修を検討する中で、
よく出てくる“断熱等級”という言葉。
ですが、具体的に光熱費にどう影響するのか、
イメージしにくい方も多いはずです。
この記事では、断熱等級の違いによって、
年間の光熱費にどのような差が生まれるのかを
実際のシミュレーションとともに紹介します。
■ 断熱等級とは何か?
【断熱等級の概要】
・断熱等級は住宅の断熱性能を示す国の基準
・現在の主流:等級4〜等級7(2022年改正)
【基準の目安(静岡地域)】
・等級4:UA値=0.87以下(旧基準)
・等級5:UA値=0.6以下(ZEH基準)
・等級6:UA値=0.46以下
・等級7:UA値=0.26以下
→ 数値が小さいほど、断熱性能が高く熱が逃げにくい住宅
■ 年間光熱費の違い(シミュレーション)
【前提条件】
・静岡市在住/4人家族/延床面積:30坪
・オール電化住宅/エアコン暖冷房使用/年間通して在宅
【等級4(一般的な中古住宅)】
・年間光熱費:約32万円
→ 夏:12万円/冬:15万円/その他:5万円
【等級5(ZEH基準相当)】
・年間光熱費:約26万円(▲6万円)
→ 夏:9.5万円/冬:11.5万円/その他:5万円
【等級6(高断熱住宅)】
・年間光熱費:約21万円(▲11万円)
→ 夏:8万円/冬:8.5万円/その他:4.5万円
【等級7(超高断熱住宅)】
・年間光熱費:約16万円(▲16万円)
→ 夏:6万円/冬:6万円/その他:4万円
→ 等級4と等級7では、年間で約16万円の差!
→ 10年で160万円、20年で320万円という大きな差に!
■ どの等級を目指すべきか?
【等級5〜6】
・コストと性能のバランスが良い
・補助金対象(ZEH・長期優良住宅など)
・静岡エリアでは冷暖房費が大幅に下がる
【等級7】
・初期投資は高め(窓・断熱材・気密施工が高精度)
・ただし長期的には最も家計にやさしい
・太陽光や全館空調との相性も良い
→ 静岡エリアでは「等級6」が費用対効果の高い選択肢
■ 断熱等級ごとの施工内容イメージ
【等級4】
・アルミ複合窓
・壁100mm断熱材(グラスウール)
・気密施工なし
【等級6】
・樹脂サッシ+Low-Eペアガラス
・壁+付加断熱(外貼り50mm)
・天井:高性能断熱材200mm以上
・床:押出法ポリスチレンフォーム断熱
・C値:1.0以下を目指す気密設計
→ 光熱費だけでなく、
 室温の安定性や結露防止にも効果大
■ かおり木工房の提案方針
・静岡の気候に最適な“断熱等級6設計”を基本に提案
・費用対効果、補助金条件、ライフスタイルに合わせた最適プラン
・光熱費シミュレーションをもとに納得設計
「高性能は贅沢」ではなく、
「家計に優しい選択肢」としての断熱等級。
今後の電気代上昇に備え、
賢い断熱設計で将来のコストをコントロールしましょう。
〒420-0911
静岡県静岡市葵区瀬名川1丁目27−53
営業時間:10:00〜17:00
TEL:054-261-2807
社長直通:090-6587−4713 
(「HPを見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:
「家族人数別・断熱強化による費用削減シミュレーション」
  
    
        
        
        
















































