
断熱等級7の家は本当に光熱費が安いのか?リアルデータで検証
こんばんは、かおり木工房のそうのです。
「断熱等級7の家なら、光熱費が半分になるんですよね?」
──最近、お客様からよくいただく質問です。
結論から言うと、設計・施工が正しければYes、でも断熱等級の数字だけでは判断できないのが現実です。
断熱等級7とは?
国の基準で最も高い断熱性能を示すランクです。静岡市の場合、UA値0.26以下で等級7相当になります。
かおり木工房ではUA値0.26を標準仕様にしていますが、この数字は「外皮の熱の逃げにくさ」を表すだけで、冷暖房費の安さ=UA値の低さではありません。
光熱費を左右する4つの要素
- 気密性能(C値)
どんなに断熱性能が高くても、隙間だらけの家は夏も冬もエアコンの効きが悪くなります。当社はC値0.3以下を実現しています。 - 日射取得と日射遮蔽のバランス
冬は太陽熱を室内に取り込み、夏は遮る──松尾式パッシブ設計で温度差を最小限に。 - 全館空調の効率
エアコン1台で家全体を均一温度に保つ設計。部分冷暖房よりも効率が上がります。 - 住まい方
窓の開け方、カーテンの使い方、温度設定など暮らし方の影響も大きいです。
実測データで見る光熱費の差
実際に、静岡市葵区で2024年に建てた断熱等級7・C値0.2の家(延床35坪)の場合、
- 夏(6〜9月)冷房費:月平均 3,800円
- 冬(12〜2月)暖房費:月平均 4,200円
- 年間冷暖房費:約48,000円
同規模の一般的な断熱等級4の住宅(C値2.0前後)では、年間冷暖房費が約13〜15万円になることを考えると、約65%の削減効果があります。
数字に隠れた落とし穴
断熱等級7でも、
- 西日対策なし
- 気密不足
- 換気計画不良
などがあると、実際の光熱費は期待ほど下がりません。数字だけを見て契約するのは危険です。
まとめ
- 断熱等級7はあくまで「性能の指標のひとつ」
- 本当の光熱費は断熱+気密+日射計画+空調+暮らし方の総合力
- 静岡の気候に合わせた設計で、数字どおりの性能を引き出すことが重要
それではまた。
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