BLOG

ブログ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 1・断熱リフォームで寒さ、暑さを解決
  4. 暖房をつけた後もしばらく寒さを感じる時間が続く理由とは?

暖房をつけた後もしばらく寒さを感じる時間が続く理由とは?

なかなか暖まらない家の仕組みと、断熱リノベによる体感温度の改善策

「エアコンつけてるのに、なかなか暖かくならない…」と感じたことはありませんか?

寒い朝、エアコンやファンヒーターのスイッチを入れても、すぐに部屋が暖まらない
「設定温度は20℃なのに、体感的には寒いまま」「足元が冷たくてつらい」と感じている方も多いでしょう。

それは、単に暖房機器の性能だけではなく、家の断熱・気密性能が原因かもしれません。


なぜ暖房を入れても、すぐに暖かくならないのか?

以下のような構造的・設計的な理由が影響しています。


【1】断熱性能の不足

壁や天井、床、窓などの断熱性能が低いと、暖めた空気が外へ逃げてしまうため、室内の温度が上がりにくくなります。
特に単板ガラスの窓断熱材の劣化・未施工部分は、室温低下の大きな要因です。


【2】気密性の低下

家の隙間から外気が侵入し、暖房した空気が外へ漏れる現象が起こります。
これではどれだけ暖房を使っても“穴の空いたバケツ”に水を注ぐようなもの。エネルギーが無駄になってしまいます。


【3】室内の熱容量不足(蓄熱性)

内装や床材に蓄熱性の低い素材を使っていると、空気は暖まっても、壁や床・家具などが冷えたままのため、体感温度が上がりにくいのです。
これが“暖房しても寒い”と感じる大きな理由の一つです。


【4】上下の温度差(温度ムラ)

暖かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まります。
足元が冷えて頭だけ暑いという現象が起きやすく、全体が暖まるまで時間がかかります。


【体感温度の差】設定温度20℃でも寒い理由

エアコンのリモコンに表示される温度は「空気の温度」です。
しかし実際に感じる「体感温度」は、壁・窓・床・天井の表面温度に大きく左右されるのです。

例:

  • 空気温度20℃でも、壁が15℃ → 体感温度17.5℃程度
  • 空気温度20℃&壁も20℃ → 体感温度20℃

つまり、家そのものが“冷たい”状態では、暖房を使っても寒く感じるのです。


解決策は「家全体の断熱リノベーション」

かおり木工房では、なかなか暖まらない住まいを、断熱・気密のフルリノベーションで根本から改善しています。


◎ 壁・床・天井の断熱性能を強化

高性能断熱材(ネオマフォーム・高性能グラスウール等)を使い、家全体の熱損失を抑制
冷えにくく、暖まりやすい空間が実現します。


◎ 気密施工で外気をシャットアウト

目に見えない隙間まで徹底的に封鎖し、外の冷気を入れず、暖かい空気を逃がさない家に。
これにより、暖房の効率も格段にアップします。


◎ 熱の偏りを防ぐ空気の流れ設計

サーキュレーターや吹き抜け設計の見直しで、足元と天井の温度差を解消
家全体が短時間で均一に暖まるようになります。


【施工事例】藤枝市・T様邸「エアコンつけても寒くて朝がつらかった」

築25年のT様邸では、朝の冷え込みが厳しく、エアコンをつけても1時間は寒さが続くという状況でした。
診断の結果、断熱材の劣化・気密の甘さ・単板ガラスの窓が原因と判明。

施工内容:

  • 壁・天井・床の断熱材を全面交換
  • 内窓設置&断熱サッシへ交換
  • 床下気密施工&窓周りのすき間補修

その結果:

  • 暖房ONから10分で室温が安定
  • 暖房設定温度を2℃下げても快適
  • 月々の電気代が平均で3,000円節約に

暖かい空間は、設備ではなく「家の性能」で決まる

最新のエアコンや暖房器具を使っても、家の性能が追いついていなければ寒さは解消されません。
体感温度を劇的に改善するためには、断熱+気密+空気の流れを整えるリフォームが不可欠です。


資料請求はこちらから


賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587−4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市


次回予告:
「風呂+脱衣所の寒さで入浴が苦痛になる理由とは?」
“冬の入浴ストレス”をなくす断熱リフォーム術をご紹介します。