
構造見学会の重要性──“家の本質”は、見えないところに宿る
完成した家だけ見て決めていませんか?
住宅展示場や完成見学会は、どちらも「見た目が整った状態」の家を見る機会です。
でも実は、家の“本当の安心”を知るには、その前段階を見ておくことがとても大切です。
それが、構造見学会(こうぞうけんがくかい)です。
今回は、あまり知られていないけれど「家づくりの見極めポイント」として大事な構造見学会の価値を、わかりやすく解説します。
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構造見学会ってなに?
構造見学会とは、建築中の家を途中段階で公開する見学会のこと。
壁や天井が貼られる前の状態なので、ふだんは見えない「家の骨組み」や「断熱材」などが確認できます。
つまり、“中身が丸見えの家”を見ることができる貴重な機会なんです。
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なぜ構造見学会が大事なの?
① 完成後では見えない「家の土台と骨格」が見られるから
家の見た目(外観・内装)は、あとからでも変えられます。
でも、「構造(柱・梁・基礎)」や「断熱材の入れ方」は、完成後には見えなくなります。
構造見学会では…
• どんな木材を使っているか
• 柱の太さや梁の組み方は適切か
• 耐震金物がしっかり取り付けられているか
• 断熱材がすき間なく施工されているか
• 結露対策や通気性の工夫がされているか
など、家の寿命や性能に直結する重要な部分を自分の目で確かめることができます。
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② 建築会社の“誠実さ”がわかるから
構造見学会を開催している会社は、「見られても恥ずかしくない施工をしている自信がある」ということ。
• 手間をかけて丁寧に仕事をしているか?
• 大工さんが現場をきれいに保っているか?
• 工事中の安全対策がしっかりされているか?
こうした“現場の姿勢”から、住宅会社の本気度や誠実さが伝わってくるのです。
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③ 家族の命を守る“性能の真実”が見えるから
耐震性・断熱性・気密性などは、パンフレットの数字だけではよくわかりません。
構造見学会では、現地で説明を受けながら、
• 地震に強い構造とは?
• 結露しない家の断熱とは?
• 高気密のための施工とは?
といった、“性能の根拠”を体感できます。
これは完成見学会では絶対に見られない部分です。
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構造見学会でチェックすべきポイント
• 柱の太さ・材質(集成材 or 無垢材)
• 耐震金物の設置方法
• 断熱材の施工状況(すき間はないか?)
• 壁の中の通気の工夫(通気層の有無)
• 防蟻(シロアリ対策)の処理が適切か
• 床下や天井裏が整理されているか
見てもよくわからないところは、その場で遠慮なく質問してOK。
施工現場で丁寧に説明してくれる会社は、それだけでも信頼度が上がります。
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こんな人におすすめ!
✅「ちゃんとした家を建ててほしい」と思っている方
✅ 性能・構造にこだわりたい方
✅ 営業トークより“現場”で判断したい方
✅ 家族の命を守れる家かどうか、自分で確認したい方
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まとめ:構造見学会は「目には見えない安心」を確かめる場
✅ 完成してからでは見えない大切な部分がわかる
✅ 家の中身に対する施工力がチェックできる
✅ 建築会社の誠実さが見える
✅ “命を守る性能”の真実が感じられる
住宅会社を選ぶうえで、構造見学会を見ずに決めるのはもったいないほど、価値ある見学体験です。
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次回は「モデルハウス見学の注意点」について、展示場で“つい惑わされやすいポイント”や、現実とのギャップに気をつけるコツをわかりやすくお伝えします。必要でしたらすぐに続けてご提供いたします。
賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門公務店「かおり木工房」
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