
気密測定の立合いについて──家の性能を“数値で確認する”大切な検査とは
気密測定とは?
気密測定とは、住宅の隙間の量を数値化する検査です。
建物全体を機械で加圧・減圧し、どれだけ空気が漏れるかを測定します。
結果は「C値(相当隙間面積)」として表され、値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高い家となります。
なぜ気密測定が重要なのか?
- 断熱性能を活かすため
隙間が多いと冷暖房効率が下がり、せっかくの断熱材が無駄に。 - 快適性の向上
冬の冷気や夏の熱気が侵入しにくく、室温が安定する。 - 結露防止
壁内に湿気が入り込みにくく、カビや構造材の劣化を防げる。 - 光熱費の削減
冷暖房効率が上がることで、月々のランニングコストを抑えられる。
測定の流れ
- 建物の工事が進み、断熱材や防湿シートを施工した後に実施
- 窓やドアを閉め、専用の送風機を取り付ける
- 室内外の気圧差を作り、空気の漏れ量を測定
- C値(隙間面積)を算出し、性能を確認
C値の目安
- 一般的な基準:5.0以下(建築基準法上の義務はなし)
- 高気密住宅:1.0以下
- 3高性能住宅やZEH水準:0.3以下が理想
施主が立ち会うメリット
- 実際に測定機器を見て、家の性能を数値で理解できる
- 隙間がある箇所をその場で確認し、是正を依頼できる
- 「目に見えない性能」を体感し、安心感が得られる
よくある改善ポイント
- 窓まわりのコーキング不足
- コンセント・スイッチボックス周辺
- 配管や配線の貫通部
- 天井裏や床下の気密処理
これらは測定時に発見でき、修正すれば性能が大きく改善します。
まとめ:気密測定立会いは「性能保証の証拠」
✅ C値で家の隙間量を数値化
✅ 冷暖房効率や結露防止に直結
✅ 立ち会って確認し、是正対応を依頼することが重要
静岡で家を建てる際も、気密測定を実施し、結果を施主自身が確認することで、本当に高性能な住まいを手に入れることができます。
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👉 次回は【内装工事 進捗】について、内装工事の流れと施主が確認すべきポイントを解説します。