
登記手続きについて──新しい家の権利を守るための重要ステップ
登記とは?
登記とは、土地や建物の権利関係や物理的な情報を公的に記録する制度です。
不動産の所有者や所在地、面積などを法務局に登録することで、第三者に権利を主張できるようになります。
住宅に関わる主な登記の種類
① 表題登記
- 内容:所在地、種類(住宅・店舗など)、構造、床面積を登録
- 期限:建物完成から1か月以内に申請(義務)
- 担当者:土地家屋調査士
② 所有権保存登記
- 内容:新築した建物の所有者を登録
- 目的:第三者に所有権を主張するため
- 担当者:司法書士(本人申請も可能)
③ 抵当権設定登記
- 内容:住宅ローンを借りた金融機関が担保権を設定
- 目的:返済が滞った場合の担保権行使のため
- 担当者:司法書士(金融機関指定)
登記手続きの流れ
- 建物完成
- 工務店や設計事務所から完了図面・検査済証を受け取る
- 表題登記申請
- 土地家屋調査士が現地調査と測量を実施
- 法務局へ申請(1週間程度で完了)
- 所有権保存登記
- 表題登記完了後に申請
- 司法書士が必要書類を添えて法務局に申請
- 抵当権設定登記(ローン利用時)
- 所有権保存登記と同時または直後に申請
- 登記完了後、金融機関が融資実行
必要書類(例)
- 建築確認済証・検査済証
- 住民票
- 印鑑証明書
- 登記原因証明情報
- 工務店からの引渡し書類一式
登記費用の目安
- 表題登記:5〜7万円程度
- 所有権保存登記:5〜10時万円程度(登録免許税含む)
- 抵当権設定登記:5〜15万円程度(ローン金額に応じて変動)
注意点
- 表題登記を怠ると10万円以下の過料の可能性
- 所有権保存登記をしないと第三者に所有権を主張できない
- 登記簿の内容に誤りがあると、将来の売却や相続時にトラブルになる
まとめ:登記は「権利と安全の証明書」
✅ 建物完成後は1か月以内に表題登記を行う
✅ 所有権保存登記と抵当権設定登記は司法書士と連携
✅ 登記内容は必ず確認し、誤りがあれば修正申請
静岡での家づくりでも、登記は所有権を守り、安心して暮らすための法的な盾となります。
工務店や司法書士と連携し、確実に手続きを完了させましょう。
次回は【静岡市 工務店】について、地域密着型工務店の特徴と選び方を解説します。
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住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587−4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市