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着工期間と生活の不便さを最小にする施工スケジュールを調べる方法とは

断熱リノベでは、スケジュール管理が快適な暮らしを守る鍵

工事中のストレスを減らす意味

断熱リノベーションは、住まいを根本から変える大規模な工事であることが多いため、工事期間中は住まい手にとってさまざまな不便が生じます。
騒音・振動・仮住まい・生活動線の制限など。これらのストレスをできるだけ抑えるには、事前のスケジュール設計と施工手順の工夫が不可欠です。

本記事では、断熱リノベにおいて“生活を守るスケジュール設計”の考え方、工程構成、注意すべきポイントをオリジナル視点で解説します。


リノベーションの一般的な着工から引き渡しまでの流れ

まず、大まかな流れと工程を押さえておきましょう。以下は住宅リノベーションでよくあるステップ構成です。

  1. 着工準備・仮住まい手配
  2. 解体工事
  3. 配管・配線工事
  4. 木工事・下地構築
  5. 断熱・気密施工
  6. 内装仕上げ(床・壁・天井)
  7. 設備機器設置(キッチン・浴室・トイレなど)
  8. 最終調整・検査
  9. 引き渡し・入居

この流れを意識することで、どこで生活に制限が出るか、どこを短縮できるかの見通しが立ちます。


スケジュールを立てるうえで大切な視点

優先順位とクリティカルパス

すべての工程が等しく重要なわけではありません。ある工程が遅れると以後の多くを巻き込む「クリティカルパス(最も影響度の高い経路)」を意識して計画を立てることが肝要です。

たとえば、断熱・気密層を施工する段階は、仕上げや設備工事に直接影響する重要な工程。一度施工してしまうと後戻りが難しいので、丁寧な段取りとチェック体制が求められます。

生活影響を減らす工程配置

生活の支障になる工程(浴室移設、キッチン撤去、トイレ交換など)は、まとめて行うか、並行できる他工程と重ねてスケジュールに組み込む工夫が有効です。できれば、寝室や水回りは最後まで“使える状態”を残す構成にするのが理想です。

仮住まい期間の見込みと余裕

工期通りに進むとは限りません。予備日を設けて、仮住まい先や移動コストに余裕を持たせておくことで、途中のトラブルにも対応しやすくなります。


生活の不便さを最小限にする施工の工夫

以下のような工夫を施工会社と相談して取り入れることで、暮らしへの影響を抑えることができます。

  • ゾーニング施工:主要な生活空間を残しつつ、別ゾーンから工事を進める
  • 仮設設備の導入:簡易キッチン・仮設トイレを設け、生活機能を分割して維持
  • 夜間・休日作業の制限:近隣配慮も含めて静音進行できる時間帯を選ぶ
  • 工程間の見切り発注:仕上げ材・設備を早めに発注して納期遅延リスクを最小化
  • 定期進捗チェック:週間ミーティングや現場確認を定期的に入れ、ズレを早期に修正

次回予告

次回は「仕様ごとの価格帯(Low — 中 — 高断熱)を比較する」をテーマに、断熱リノベのコスト帯と性能の違いを整理してご紹介します。


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