BLOG

ブログ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 宗野社長
  4. 窓の性能が家の快適性を決める──樹脂サッシとLow-Eガラスの実力とは

窓の性能が家の快適性を決める──樹脂サッシとLow-Eガラスの実力とは

こんばんは、かおり木工房のそうのです。

静岡市でも連日真夏日が続き、昼間は強い日差しが窓から差し込み、夜になっても熱気が残る日が多くなっています。
「エアコンをつけても効きが悪い」「窓際だけ暑い」「冬になると結露でカーテンが濡れる」──これらの原因の多くは“窓の性能”にあります。

家づくりというと、断熱材や空調設備に意識が向きがちですが、実は快適性を大きく左右するのは窓なのです。
今日は、なぜ窓の性能がそれほど重要なのか、そして私たちが標準採用している樹脂サッシとLow-Eガラスの実力について、深掘りしてお伝えします。


■ 家の熱の出入りの約7割は窓から

国の研究データでも明らかになっていますが、住宅における熱の出入りの大部分は「窓」から発生します。

  • 冬:暖房で温めた空気の約6割が窓から逃げる
  • 夏:室内に入ってくる熱の約7割が窓から入る

つまり、いくら壁や屋根に高性能な断熱材を入れても、窓が弱ければ台無しになるということです。
「家の性能は窓で決まる」と言っても過言ではありません。


■ なぜアルミサッシでは不十分なのか?

かつて日本の住宅はアルミサッシが主流でした。軽くて加工がしやすく、コストも安いため普及しましたが、熱を伝えやすいという大きな欠点があります。

実際に夏の昼間、アルミサッシに触れると「熱くて手を置けない」ことがあります。
冬は逆に冷たくなり、窓際に近づくと「スースーする」と感じる原因になります。

アルミは熱伝導率が非常に高いため、外気温の影響をそのまま室内に伝えてしまうのです。


■ 樹脂サッシの実力

そこで登場するのが樹脂サッシです。
樹脂はアルミに比べて熱を伝えにくく、断熱性能に優れています。

  • アルミに比べて約1,000倍も熱を伝えにくい
  • 冬の結露を大幅に抑制
  • 窓際の冷え込みや暑さを感じにくい

実際に樹脂サッシを採用したお客様からは、
「冬の朝、窓際に行っても冷気を感じない」
「結露でカーテンが濡れなくなった」
といった声をいただいています。

窓辺での体感が変わると、リビングの快適性が格段に向上します。


■ Low-Eガラスとは?

次に重要なのがガラスの性能です。
私たちが標準で採用しているのはLow-E複層ガラス

Low-Eとは“Low Emissivity(低放射)”の略で、特殊な金属膜をコーティングしたガラスのことです。
これにより、

  • 夏は外からの赤外線を反射し、室内の冷気を逃がさない
  • 冬は室内の熱を反射して、外に逃がさない

つまり、夏涼しく、冬暖かい室内環境を実現するのです。

さらに、複層ガラス(二重ガラス)にすることで、断熱性能と遮音性能も向上します。


■ 樹脂サッシ+Low-Eガラスの効果

樹脂サッシとLow-E複層ガラスを組み合わせることで、窓性能は飛躍的に向上します。

  • 夏の直射日光による室温上昇を抑える
  • 冬の冷気侵入を防ぎ、暖房効率を高める
  • 窓際でも快適に過ごせる
  • 光熱費を削減できる
  • 結露やカビの発生を抑制

「リビングの窓際で子どもが遊んでいても安心」
「窓辺にソファを置いても冬に冷え込まない」
──そんな暮らしが現実になるのです。


■ 静岡の気候と窓性能

静岡は夏は猛暑・高湿度、冬は放射冷却による底冷えが特徴です。
特に夏の西日は強烈で、窓からの熱侵入が冷房負荷を大きくします。

だからこそ、樹脂サッシ+Low-Eガラスは静岡の気候に最適です。
夏の暑さを抑えつつ、冬の冷え込みも防ぎ、一年を通じて快適な暮らしを支えます。


■ 窓の選び方で資産価値も変わる

近年、中古住宅市場でも「窓の性能」が評価対象になりつつあります。
樹脂サッシやLow-Eガラスを採用している家は、快適性だけでなく資産価値の維持にも有利です。

また、光熱費の削減効果は長期的に大きな差を生みます。
30年スパンで考えれば、窓の性能が家計にも影響するのです。


■ 実際の事例

あるお客様は、築20年のアルミサッシ住宅から断熱等級7仕様の家へ建て替えられました。
「前の家では夏にエアコンをつけても窓際は暑く、冬は結露で窓周りがカビだらけでした。新しい家ではその悩みがすべて解消し、電気代も月15,000円以上安くなった」と話されています。

窓の性能を変えるだけで、これほど暮らしの質が変わるのです。


■ かおり木工房の窓選び

私たちは、全棟で樹脂サッシ+Low-Eガラスを標準仕様としています。
さらにパッシブ設計と組み合わせ、窓の配置や大きさ、庇やシェードの使い方までトータルで提案しています。

「単に断熱材を厚くする」だけでは本当の快適性は得られません。
窓をどう選ぶか、どう配置するか。そこにこそ家づくりの答えがあるのです。


■ まとめ

窓は「家の弱点」であると同時に、「家の性能を左右する最大の要素」です。

  • 家の熱の出入りの7割は窓から
  • アルミサッシでは不十分、樹脂サッシで断熱性能を大幅に改善
  • Low-Eガラスで夏冬の快適性を確保
  • 静岡の厳しい気候に対応できる最適解
  • 快適性だけでなく、資産価値・光熱費にも影響

かおり木工房は、これからも「窓の性能」に徹底的にこだわり、冬暖かく夏涼しい家を実現してまいります。

それでは、また。


かおり木工房SNSでは、家づくりに役立つ情報を発信しています。ぜひご覧ください。

賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587-4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市

YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCV2CLl-P_j80GPTuVRLMXpQ
Instagram:https://www.instagram.com/kaorigikoubou/
LINE:https://page.line.me/107aufgi?openQrModal=true
TikTok:https://www.tiktok.com/@kaorigikoubou