設備稼働時間削減によるエネルギー節約効果とは
「最新設備を導入したのに、思ったほど光熱費が下がらない…」
そんな声をよく耳にします。
実は、設備の性能そのものだけでなく、
“どれだけ短い時間で効率的に使えるか”が、
光熱費削減の鍵となります。
この記事では、
断熱・気密・設計によって設備の稼働時間を短縮し、
光熱費とCO2排出量をダブルで減らす具体的な方法を紹介します。
■ 設備稼働時間とエネルギー消費の関係
【エアコンの例】
・一般的な住宅では、夏冬ともに1日10時間以上運転することも
・高断熱住宅では、1日3〜5時間でも快適性を維持可能
【給湯器の例】
・熱が逃げにくい浴槽や配管設計により保温稼働時間が大幅減
→ 稼働時間が短ければ、電気代もガス代も自然と下がるのです。
■ 設備の負荷を軽減する断熱・気密対策
【1】高断熱外皮で温度差を減らす
・断熱等級6以上を基準に設計
・外気温の影響を受けにくくすることで、空調稼働が減少
【2】高気密施工で冷暖房効率アップ
・C値1.0以下を実現する施工技術
・隙間風をなくすことで、設定温度が保たれやすい
【3】内部発熱の活用
・日射取得を利用した昼間の暖房負荷軽減
・調理や生活熱の有効利用
→ 「逃がさず、取り入れる」設計が省エネの鍵
■ 実際どのくらい光熱費が変わるのか?
【試算例:延床30坪・断熱等級6・高気密】
・冷暖房:年間10万円 → 約4万円に削減
・給湯:年間12万円 → 約8万円に削減
→ 合計で年間10万円以上の節約
→ 稼働時間は、エアコン・給湯器ともに約40〜60%カット
■ スマート設備×断熱の組み合わせが最強
【HEMS・スマート制御の活用】
・外出時に自動でエアコン停止
・給湯スケジュール設定で無駄な加熱を回避
【AI連動型設備】
・気温・天候・家族の行動を学習して稼働最適化
→ 「使う時間」を削減しながら、快適性は維持
■ 設備の寿命延長にもつながる
稼働時間が短くなれば、機器の劣化も緩やかに。
【メリット】
・エアコンの寿命が1〜2年延びる
・給湯器の交換サイクルが長くなる
・メンテナンス頻度も低下
→ 長期的な住宅維持費も抑えられる
■ かおり木工房の断熱×設備提案
・設備稼働時間を減らすための断熱設計
・機器に頼らず“自然な快適性”を目指す
・補助金活用で設備コストも軽減
設備を“良いもの”にする前に、
“必要な時間しか動かなくていい家”にすること。
それが、本当に賢い家づくりです。
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静岡県静岡市葵区瀬名川1丁目27−53
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(「HPを見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:
「断熱改修後の電気・ガス請求額比較レポート」

















































