
遠州のからっ風に負けない!風の強い地域で快適に暮らす家づくりとは?
静岡県中部、特に焼津市や藤枝市などに住んでいる方なら一度は体感したことがあるはずです――冬に吹きつける冷たくて強い「遠州のからっ風」。
この地域に家を建てる際には、ただ快適さを求めるだけでなく、「風とどう付き合うか」が大きなテーマとなります。
今回は、遠州のからっ風に負けない住まいの工夫についてご紹介します。
「遠州のからっ風」とは?
「遠州のからっ風」は、冬の間、北西から強く吹きつける乾いた季節風のこと。特に遠州灘から内陸部に向かって流れ込む風は非常に冷たく、住宅の断熱性や構造に大きな影響を及ぼします。
影響として考えられるのは以下の通りです:
- 室内が冷え込みやすい
- 隙間風による不快感
- 外壁や屋根への風圧ダメージ
- 洗濯物や外構が飛ばされる
これらを防ぐために、建てる前から“風を意識した家づくり”が重要となります。
遠州の風に強い家づくりのポイント
1. 高断熱・高気密で「冷気を入れない家」
遠州の風による体感温度の低下を防ぐには、外気をシャットアウトする断熱性・気密性の高い家が効果的です。
- 断熱等級6相当の断熱材を採用
- 樹脂サッシ+Low-E複層ガラス
- 玄関・窓の隙間対策も万全に
これにより、エアコン効率も向上し、冬でも快適に過ごせます。
2. 開口部の位置と形状を工夫する
風が直接当たる窓やドアの位置は、計画段階でしっかり検討を。
- 北西面の窓は少なめに、または高窓に
- 風の強い側には袖壁や目隠し壁を設置
- ウッドフェンスや植栽で風をやわらげる設計
こうした小さな工夫が、毎日の快適さを左右します。
3. 外構計画で“風をかわす”デザイン
建物本体だけでなく、**外構(庭・駐車場など)**の工夫も効果的です。
- 遠州の風が吹く方向に「風除け壁」を配置
- 自転車置き場や物干し場には屋根+囲いを設ける
- 飛散しやすい軽量物は収納や固定
「見た目のデザイン性」だけでなく、「防風性」も設計に取り入れることが重要です。
地元に根ざす工務店だからできる対策
静岡県中部の風土を知るかおり木工房では、過去の施工事例と地域の経験から、遠州のからっ風対策を含んだ住宅提案が可能です。
- 経験豊富なスタッフによる立地分析
- 敷地条件を活かしたプランニング
- 風に強い外構とのバランス設計
一見シンプルな住まいの中に、“地域への理解”と“暮らしやすさ”がしっかりと息づいています。
注文住宅専門公務店「かおり木工房」
住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10:00〜17:00)
社長直通:090-6587-4713(「HPを見た」とお伝えください)
施工対応エリア:静岡市・焼津市・藤枝市など
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