
開放リビングと断熱性能の両立ポイントとは?
大空間でも寒くない住まいのつくり方
「吹き抜けのある開放的なリビングに憧れるけど、冬は寒くならない?」「大空間だとエアコンが効かないのでは?」――そんな心配から開放感のある間取りをあきらめていませんか?
実は、断熱性能を高めれば、開放的なリビングでも快適な温熱環境を実現可能です。
この記事では、明るく広々としたリビング空間と、高断熱の性能を両立する設計の工夫を、静岡の注文住宅専門「かおり木工房」の視点で解説します。
1. 開放感と断熱性は両立できるのか?
結論は「YES」です。以下の3つのポイントを押さえれば、開放的で快適なリビングが実現します。
① 高性能な断熱材・窓・建具を採用する
開放空間でも外気の影響を受けにくい素材選定が重要。
② 空気の流れを設計に組み込む
冷暖房の効率を高めるために、気流の設計と空調配置の工夫が欠かせません。
③ 蓄熱・遮熱設計で温度を保つ
太陽熱をうまく利用して、暖かさを室内に蓄える設計がポイントです。
2. 吹き抜けリビングの断熱対策
吹き抜け天井の断熱強化
- 屋根断熱に高性能素材を使用(ウレタン吹付・フェノールフォームなど)
- 小屋裏空間の熱だまりを防止する空気の通り道を設計
開口部はトリプルサッシが基本
- 吹き抜け部の窓はトリプルガラス+樹脂サッシ+遮熱LOW-Eガラスを採用
- 日射取得・遮熱のバランスを設計
吹き抜けと空調の相性改善
- 吹き抜けの上下にシーリングファンを設置して、空気の循環を確保
- 床下冷暖房+壁掛けエアコンの併用で効率的に温度調整
3. 大開口リビングの断熱設計
南面に大開口→日射取得と蓄熱床を活用
- 太陽の熱を取り込んで床材に蓄熱させる「パッシブ設計」を導入
- 夜間も冷えにくい室温をキープ
北・西面の断熱強化
- 日射が入りにくい北面・西面は断熱材の厚み+高断熱窓で熱損失を最小限に
カーテン・ブラインドの断熱活用
- 吹き抜けや掃き出し窓にはハニカムスクリーンや断熱ロールスクリーンを併用
4. 静岡の気候に合ったリビング断熱設計
静岡は「冬の底冷え」「夏の強い日差し」「湿度の高さ」という特徴があります。
かおり木工房では、この地域特性を踏まえた設計を行います。
- 冬は日射取得・蓄熱・保温重視のリビング設計
- 夏は遮熱・通風・換気を組み合わせて涼しさを確保
- 調湿性のある断熱材でジメジメ感を軽減
5. 実例紹介:快適な開放リビングのある住まい
【藤枝市/40代夫婦+子ども2人】
- 吹き抜け+20帖のLDKでも、断熱等級6+床下冷暖房+シーリングファンで快適性を維持
- 南側全面窓でも、トリプルガラス採用+遮熱ブラインドで温熱バランスを調整
【静岡市/完全平屋の広々リビング】
- 開口部を増やしつつ、断熱ラインを下げた軒下設計で温度管理
- 冬場もエアコン1台で家中快適との評価
まとめ:開放感のあるリビングにこそ、高断熱が活きる
大空間でも寒くない、暑くない――それは、断熱設計の力です。
かおり木工房では、開放感・採光・動線・断熱のすべてをバランスよく設計し、四季を通じて快適な住まいをご提案しています。
開放的なリビングをあきらめる前に、一度断熱から見直してみませんか?
【資料請求・ご相談はこちら】
かおり木工房(有限会社DAMソウショウ建築)
住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587−4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:
「夜間冷え込みを防ぐ断熱ブラインド設計」
窓からの冷気が気になる冬の夜。見た目も機能も両立する断熱ブラインドの選び方と設置のコツをご紹介します。