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雨の日こそ“住宅性能の差”がハッキリ出る

静岡の家づくりで見落とされがちな“湿気と空気”の話

こんばんは、かおり木工房のそうのです。

今日は朝から冷たい雨がしっかり降りましたね。

先週はジャパンホームショーで新しい発見がありました。

今後の家づくりにまた応用できると思います。
11月後半の雨は、ただ濡れるだけではなく、空気の重さ・湿度・体感温度がガラッと変わります。

そして実は——
こういう日のほうが“家の性能差”が見え隠れする。

家づくりをしていると、晴れの日よりも雨の日のほうが、お客様の家の弱点が分かる瞬間がめちゃくちゃ多いんです。

今日のブログは、
「雨の日に体感できる、家の本当の性能」
をテーマに、静岡市の気候と“太陽に素直な設計”を交えながら話していきます。


雨の日に家の「弱点」が出る理由

雨の日、室内に入った瞬間に、

  • じめっとする
  • 床が冷たい
  • 窓がしっとり曇る
  • 洗面所が妙にひんやりする
  • カビ臭さが残る

こんな経験はありませんか?

これ、全部“湿度コントロールができていない家”が発するサインです。

特に静岡市は、

  • 海が近い
  • 雨量が多い
  • 気温が高く湿度が高い地域
  • 気圧変化で体感が重くなる

という特徴を持っています。

つまり、
湿気との戦い方を知らない家は、雨の日に一気に性能がバレる。

ここが、家の設計で本当に怖いところでもあります。


雨の日に“暖房を入れても温まらない”家の共通点

雨の日は気温が下がります。
「あれ、今日は床が冷えるな…」
と感じる日は、以下のどれかが弱点になっています。

●1:気密性(C値)が0.7〜1.0前後の家

このC値だと雨の日は
外の湿気+冷気が室内に染み込むスピードが速い。

=暖房が効きにくい
=部屋の温度が安定しない
=床が冷たくなる

これを“雨の日の不快指数”と呼ぶ人もいます。

かおり木工房がC値0.3以下にこだわるのは、
この雨の日の不快を根こそぎ消すためです。

●2:断熱材が薄い or 施工が甘い

たとえば外壁の断熱材が

  • “隙間だらけ”
  • 充填されていない空間がある
  • 防湿層が途中で切れている

これは本当に多いです。

とくに雨の日は外気温が落ちるため、
この施工ムラが一気に体感へ出ます。

床下からの冷たさ、
窓周りのジワっとくる冷気、
トイレのヒンヤリ感。

全部、施工力で変わります。

●3:24時間換気が“ただ回っているだけ”

三種換気は「空気が流れる」と思われていますが、
実際は気圧差や風で簡単に乱れます。

雨の日は、

  • 気圧が低い
  • 外気が重い
  • 空気の移動が緩くなる

=三種換気は全く期待できない。

だからこそ
一種換気(計画換気)+松尾式全館空調
が静岡市では圧倒的に有利なのです。


「晴れた日は快適」では意味がない理由

晴れた日は、どの家も快適に感じがちです。

でも、
家の本当の価値は“悪条件の日”で決まります。

  • 真夏の湿気
  • 真冬の冷え込み
  • 梅雨の長雨
  • 台風接近時の気圧変化
  • 11月〜2月の冷たい雨

こうした日に不快にならない家こそ、
“性能が本物の家”。

今日の雨のような、

「冷たさ × 湿度 × 空気の重さ」

が重なる日は、
良い家と普通の家の差が、一番わかりやすく出る日です。


雨の日に快適な家=“太陽に素直な設計”ができている家

雨の日なのに、
なぜ“太陽”の話が出てくるのか?

理由は簡単で、
太陽に素直な設計をしている家は “温度・湿度のベース”が狂わないからです。

  • 冬は日射取得で室温の底上げ
  • 夏は庇と窓配置で日射遮蔽
  • 南側窓の高さ・位置を計算
  • 周囲の建物の影を読み切る
  • 風の道ではなく“空気の流れ”を読む

雨の日とは逆の晴れの日で“ベース”を整える。
だから雨の日も快適さが保たれる。

これこそが
パッシブ設計(太陽に素直な家)
の最大の強みなんです。


雨の日に“結露しない家”は、実はかなり少ない

大事なので少し踏み込みます。

実は、
「結露しない」と言い切れる家はものすごく少ないです。

  • 冬の窓際結露
  • 洗面所のモワっと感
  • トイレの冷え+湿気
  • 玄関のジメジメ

これをゼロにするには、

  • C値0.3以下の気密
  • 断熱等級6〜7
  • 一種換気の安定した空気循環
  • 全館空調による湿度の平準化
  • 松尾式のエアコン配置
  • 日射取得の計算
  • 日射遮蔽の計算

これらすべてが揃った時、
初めて「結露ゼロの雨の日」になります。

だから、
“素材だけ良くても快適にはならない”。

“性能値だけ高くても快適にはならない”。

すべてが繋がった時に初めて、
雨の日の不快がない家が完成します。


まとめ:雨の日は「家の先生」

今日のような雨の日は、
住宅性能を測るにはベストな日。

  • 床が冷たい
  • トイレが寒い
  • 玄関がジメジメ
  • 窓に水滴
  • 部屋ごとに温度が違う

これらはすべて家からの“サイン”。

もしあなたが
「本当に快適な家に住みたい」
そう考えているなら、

今日のような雨の日こそ
あなたの住まいを見直す絶好のタイミングです。

かおり木工房は、
雨の日でも・真冬でも・真夏でも、
室温と湿度が安定する家をつくっています。

理由はただ一つ。
「家族が、365日ずっと快適であってほしいから」です。

それでは、また。


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賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587-4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市

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