青森の地震から静岡が学ぶべき耐震設計、本当に強い家の4条件とは
青森の地震を“自分ごと”に──静岡で本当に強い家を選ぶ理由
こんばんは、かおり木工房のそうのです。
昨日、青森県東方沖で地震が発生しました。
震源から遠く離れた静岡では揺れを感じない地域も多かったと思いますが、速報が入った瞬間、胸がざわついた方もいるのではないでしょうか。
「また日本のどこかで地震が起きた」
「次は静岡かもしれない」
そう感じた方は、決して少なくありません。
実際、日本は世界でもトップクラスの“地震大国”。
東北でも北海道でも関東でも、どこかが揺れるたびに、
“静岡も例外ではない”
という現実を突きつけられます。
静岡は南海トラフの想定域であり、
内陸地震・断層帯地震のリスクも抱えた都市です。
だからこそ、
「遠く青森の地震」も、静岡で家を建てる人にとっては他人事ではない。
今日のブログでは、昨日の地震をきっかけに、
“地震に本当に強い家の条件とは何か”
を静岡の工務店として、専門的かつ分かりやすく整理してお伝えします。
遠い青森でも、地震は“日本全体の問題”である
—プレートの境界に住むということ—
青森県東方沖は、太平洋プレートの影響を強く受ける地域。
深い震源や、広い範囲に揺れが伝わる特徴があります。
静岡は、
・太平洋プレート
・フィリピン海プレート
・ユーラシアプレート
この3つが近接する、極めて特殊な地域です。
そのため、震源が遠くても
・揺れが伝わる
・余震と連動しやすい
・地殻のストレスが変動する
という影響を受けます。
本当に怖いのは“静岡が揺れてから考える”という遅さ。
昨日の地震は、
「家族を守れる家とは何か?」を見直す絶好の機会なのです。
“耐震等級3=安心”は誤解
—倒れにくいだけで、壊れにくいわけではない—
家づくりをしていると、
「耐震等級3だから安心ですよね?」
とよく聞かれます。
正しくはこうです。
耐震等級3は、“倒壊しない確率を上げるための最低ライン”。
強い家を保証しているものではない。
ポイントは3つ。
① 耐震等級は“命を守る基準”
耐震等級3は「倒れにくい」。
しかし「壊れない」わけではありません。
② “繰り返し地震”には弱い
青森で起きた規模の地震が数回続けば、
壁や金物、柱はダメージを蓄積します。
③ 外皮がゆがめば性能が落ちる
耐震強度が弱い家は、揺れるたびに
・柱と梁の結合部が広がる
・ビスが緩む
・耐力壁が変形する
つまり、
「耐震不良=気密と断熱の劣化」につながる。
これが静岡で最も見落とされている事実です。
静岡で選ぶべきは“パネル構造の家”
—筋交い工法では守りきれない理由—
かおり木工房が採用する
コーチパネル(57,000棟・倒壊ゼロ)は、
- 面で揺れを受ける
- 変形しにくい
- 繰り返し揺れに強い
- 家が“箱”として一体化する
という特徴があります。
これは、車や新幹線に使われる
モノコック構造 と同じ考え方です。
静岡のように
・東海地震
・内陸の断層地震
・余震による繰り返し揺れ
これらが予想される地域では、
耐震等級3+パネル構造で初めて、“壊れない家”が実現する。
筋交いだけの家では、
大きく揺れたときに「ねじれ」が発生し、
C値(気密)が悪化しやすいことも分かっています。
地震と気密(C値0.3以下)の深い関係
—揺れる家は、気密が破れ、快適性を失う—
“耐震”と“気密”は、一見関係がなさそうですが、
実は密接につながっています。
揺れで外皮がゆがむと、
最初に壊れるのは 気密ライン です。
■ C値1.0の家
・小さな地震で徐々に隙間が拡大
・サッシ周りの漏気が増える
・断熱性能低下
・光熱費アップ
・床下や壁内の結露リスク上昇
■ C値0.3以下の家(かおり木工房)
・揺れても外皮が変形しない
・気密ラインが壊れにくい
・性能を長期間維持
・暖冷房費が安いまま
つまり、
静岡で本当に強い家=揺れに強く、ゆがまない家
これが「気密にこだわる理由」の本質です。
全館空調は“揺れに強い家”でなければ長持ちしない
—青森の地震を見て再確認したこと—
松尾式Ver3(床下暖房+小屋裏冷房)は、
静岡の気候に極めて合った全館空調です。
しかし、耐震性能の弱い家では、揺れによって
・ダクトの角度変化
・エアの流路不良
・漏気による効率低下
が起こります。
つまり、
全館空調は、耐震・気密・断熱の三位一体で完成する技術。
青森地震のニュースは、
静岡で全館空調を選ぶ人にとっても
「構造が弱ければ性能は保てない」という重要な教訓です。
青森の地震を“自分の家”に置き換える
—静岡で家族を守るために必要な4条件—
地震は突然やってきます。
青森の地震を見て、
「うちの家は大丈夫だろうか」
と不安になった人も多いと思います。
静岡で本当に安心できる家とは、次の4つが揃った家です。
① 耐震等級3
→ 命を守る“最低ライン”
② パネル構造(コーチパネル)
→ “壊れない”を実現する外皮強度
③ C値0.3以下
→ 揺れやねじれに強く、長く性能を維持
④ 松尾式全館空調Ver3
→ 一年中快適で、光熱費も抑えられる暮らし
この4つが揃った家は、
・地震が来ても壊れにくい
・揺れたあとも性能が落ちない
・快適性が長く続く
・光熱費が安い
・老後も安心して暮らせる
という圧倒的なメリットを持ちます。
青森の地震は、
「静岡に住む人こそ、決断のきっかけにすべき出来事」
なのです。
まとめ
- 青森県東方沖で地震が発生
- 静岡に住む人にとっても“地震意識”を高める重要なニュース
- 耐震等級3は最低ライン
- “倒れない”ではなく“壊れない家”を選ぶ時代
- パネル構造は繰り返し地震に強い
- C値0.3以下は揺れによる性能劣化を防ぐ
- 全館空調は強い構造で本領を発揮する
- 地震は「家づくりの優先順位」を見直す最高の機会
賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
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