
静岡の塩害対策に強い家とは?沿岸部での住まいの工夫
静岡県は太平洋に面した温暖な地域で、海の恩恵を受けながら暮らすことができる魅力的なエリアです。しかしその一方で、**「塩害(えんがい)」**という自然の厳しさとも向き合う必要があります。
海風に乗って運ばれる塩分は、家の外壁・屋根・金属部品・車などに影響を与える可能性があります。長年暮らす住宅にとって、塩害対策は決して無視できないテーマです。
今回は、静岡県沿岸部で快適に暮らすための「塩害に強い家づくり」のポイントをご紹介します。
そもそも「塩害」とは?
塩害とは、海からの風に含まれる塩分が建物や設備に付着し、劣化や腐食を引き起こす現象のことです。
塩害による主な被害
- 金属のサビ・腐食(例:ベランダの手すり、換気フード)
- 外壁や屋根材の劣化
- エアコン室外機や給湯器の故障
- 植物や樹木への悪影響
特に沿岸から1〜3km以内の住宅では注意が必要で、台風などの強風時には内陸部でも塩害が発生することがあります。
静岡沿岸部での住まいに必要な塩害対策
1. 外壁や屋根材は「耐塩害性」に注目!
塩害に強い外装材としては以下のようなものが挙げられます。
- ガルバリウム鋼板(塗装付):耐食性が高く、特に海に近いエリアではフッ素コーティングされたタイプが安心。
- 窯業系サイディング:表面加工により塩分に対する耐性が高められたものを選ぶと◎
- 塗り壁系仕上げ:防水性・耐候性がある素材を使用すれば、メンテナンスもしやすく安心。
また、屋根材や板金部分も錆に強い素材を使うのが基本です。
2. 金属部分はステンレスや樹脂製を選択
バルコニーの手すり、ドアノブ、換気口、郵便受けなどの小さな部品も塩害の影響を受けやすいポイントです。
- **ステンレス(SUS304以上)**を選ぶ
- 樹脂製やアルミ製の製品でメンテナンス性を高める
施工時に「塩害対策仕様でお願いします」と伝えると、設計者や工務店が最適な製品を選定してくれるでしょう。
3. 外構・植栽も塩害に強い設計を意識
海風が直接当たる場所の植栽は、塩分で枯れてしまうことがあります。
- **潮風に強い植物(例:ソテツ、オリーブ、ユッカ)**を選ぶ
- 塀やフェンスを風よけとして配置
- 外構材もコンクリートやタイルなど耐久性の高いものを
外回りまでトータルに対策することで、長く快適に暮らせる住環境が整います。
4. 定期的な洗浄・メンテナンスで長寿命に
どんなに対策をしても、塩分は完全には防げません。だからこそ、
- 外壁やサッシ、金属部分は定期的に水洗い
- エアコン室外機や給湯器の点検
- 屋根の点検と塗装のメンテナンス
を定期的に行うことが、家を長持ちさせる鍵になります。
地域に寄り添う家づくりを大切に
静岡沿岸部での家づくりは、「自然と共に暮らす工夫」が求められます。
かおり木工房では、静岡の土地柄や風土を熟知したスタッフが、お客様一人ひとりの立地やライフスタイルに合わせた家づくりをご提案しています。
「海の近くに住みたいけど、家の傷みが心配」
「塩害ってどれくらい影響があるの?」
そんなお悩みも、お気軽にご相談ください。
賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門公務店「かおり木工房」
住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
連絡先:054-261-2807(午前10時~午後5時)
社長直通:090-6587−4713(HP見たと言ってくださいね!)
建築施工可能エリア:静岡市、焼津市、藤枝市
次回予告:「富士山の見える土地に住みたい!」その想いを叶える家づくりとは?
「富士山が見える家に住むのが夢」「景色のいい土地ってどう探すの?」
そんな憧れを叶える家づくりのヒントを、次回たっぷりお届けします。どうぞお楽しみに!