高齢者住宅に求められる断熱等級とは?
快適性と健康を守るための「住宅性能」
年齢を重ねると、体温調整が難しくなり、寒さや暑さが体に大きな負担をかけるようになります。そんなシニア世代にこそ注目してほしいのが、**住宅の「断熱等級」**です。
断熱等級とは、住宅がどれくらい熱を逃がさず、外気の影響を受けにくいかを数値で示したもの。つまり、「どれだけ室温を安定させられる家か」の指標です。
今回は、将来を見据えて「快適で健康に過ごせる住まい」を手に入れるために知っておくべき、断熱等級の基本と選び方について解説します。
断熱等級とは何か?
断熱等級は、住宅性能表示制度に基づき、国土交通省が定めている基準です。2022年に改定され、現在は断熱等級1〜7までが設定されています(数字が大きいほど高性能)。
| 等級 | 概要 | 目的 |
|---|---|---|
| 1〜3 | 旧基準 | 最低限の省エネ性 |
| 4 | 2013年基準 | 一般的な省エネ住宅 |
| 5 | ZEHレベル | 断熱+再エネ活用 |
| 6 | 高性能 | 省エネ+快適性の両立 |
| 7 | 最高水準 | ほぼ無暖房でも快適 |
シニア住宅におすすめの断熱等級は?
◎ 目指すは等級5以上!
- 等級5は「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」水準で、
冷暖房の負担を大幅に減らせます。 - 高齢者にとって重要な“温度の安定”が確保できます。
◎ さらに快適を求めるなら等級6〜7
- 外気の影響をほとんど受けず、室温が一日中安定
- トイレや洗面所、廊下も快適に保たれ、ヒートショック対策にも有効
- 断熱+気密性能が高く、冷暖房費も抑制
高断熱住宅がシニアにとってなぜ重要か?
- 体調管理がしやすい
- 冷えによる血圧変動や関節痛を予防
- 夏場の熱中症リスクも軽減
- 部屋間の温度差が少なくなる
- トイレやお風呂など移動時の寒暖差が小さく、事故防止に
- 医療・介護コストの軽減
- 体調を崩しにくいため、病院や介護施設の利用を減らせる可能性も
- 住宅寿命も延びる
- 結露・カビの抑制で、建物自体の劣化が抑えられる
かおり木工房の断熱性能へのこだわり
静岡市・焼津市・藤枝市エリアで施工する「かおり木工房」では、
- 断熱等級5以上を基本に設計
- 自然素材を使った調湿・断熱性の高い住まい
- 床下エアコンを活用した“じんわり暖かい空間”
を提案しています。
「年齢を重ねても寒さに悩まない」「冷暖房に頼らず快適」な暮らしを実現し、ご家族全員にとって心地よい住環境をつくります。
まとめ:数字で見る、安心できる住まい選び
- 断熱等級は、住宅の快適性・健康性・経済性の基準
- シニア住宅には等級5以上、理想は等級6〜7
- 今の住まいを断熱リフォームすることで、将来の安心が得られる
「断熱性能」を見直すことは、家族の未来を守るための備えです。
賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
〒420-0911
静岡県静岡市葵区瀬名川1丁目27−53
営業時間:10:00〜17:00
TEL:054-261-2807
社長直通:090-6587−4713 (「HPを見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:「病後・体力低下時にも快適な住環境をつくる」
入院後や体力が落ちたとき、自宅がどれだけ“回復しやすい場所”になっているかは非常に重要です。次回は、病後にも安心して過ごせる断熱住宅の工夫について詳しくご紹介します。

















































