
長期優良住宅とは?──国のお墨付きがつく“ちゃんと長持ちする家”
「せっかく建てるなら、ずっと快適に長く住みたい」
家づくりを考えるとき、「今だけじゃなく、10年後・20年後も安心して暮らせる家にしたい」と思うのは自然なこと。
そんな“長く快適に住み続ける家”を、国が正式に認めてくれる制度があります。
それが**「長期優良住宅(ちょうきゆうりょうじゅうたく)」**です。
今回は、その内容やメリットを、できるだけやさしく、生活目線でお伝えしていきます。
長期優良住宅って、なにが“優良”なの?
簡単に言うと、「長く安心して住めるように、最初からちゃんと設計・施工された家ですよ」という国からのお墨付きです。
この認定を受けるには、以下のような基準をクリアしている必要があります。
主な認定基準(かんたんに言うと…)
- 耐震性:大きな地震でも壊れにくい
- 断熱性:夏も冬も快適に過ごせる
- 劣化対策:家が傷みにくく、長く保てる
- メンテナンス性:点検や修理がしやすい構造
- 住戸面積:快適に暮らせる広さを確保
- 維持保全計画:将来の点検・修繕まで考えられている
つまり、「この家は建てたあともきちんと面倒を見ていける設計になってますよ」という家が、長期優良住宅なんです。
メリット①:将来まで安心して暮らせる
長期優良住宅は、「家の寿命を短くしない」ことを重視して設計されているため、劣化しにくく、手入れしやすい構造になっています。
だから、将来にわたって…
- 床がきしむ
- 壁にひびが入る
- 雨漏りがする
…といった“家の老化”が起こりにくく、安心して住み続けられます。
メリット②:住宅ローン控除や補助金が使いやすくなる
長期優良住宅に認定されると、税制優遇や補助金の対象になりやすくなるのも大きなメリットです。
たとえば…
- 住宅ローン控除の上限額がアップ
- 登録免許税や固定資産税の軽減
- 補助金の対象になる
家を建てるときの負担だけでなく、住み始めた後の税金や支出も抑えやすくなるのがうれしいポイントです。
メリット③:資産価値が高く、売却時にも有利
「マイホーム=一生住むもの」と考えがちですが、ライフスタイルの変化で売却・住み替えを検討することもあります。
長期優良住宅は、設計の質が高く、性能が証明されている家なので、
将来的に売却を考えたときにも「選ばれやすい家」になります。
デメリットはあるの?
実は、長期優良住宅には“明確なデメリット”というのはあまりありません。
ただ、以下の点は理解しておきましょう。
- 認定を取るために設計や申請の手間と費用が少しかかる(十数万円〜)
- 建築基準が厳しくなるため、多少の制約が出ることもある
- 将来の維持管理計画を考えておく必要がある(定期点検など)
これらも、長く快適に住み続けるための“準備”と考えれば、むしろメリットに変えられる部分です。
まとめ:「これからの家づくりの“あたりまえ”になる基準」
長期優良住宅は、“贅沢な高級住宅”というよりも、**「ちゃんとつくられた、ちゃんと長く住める家」**という考え方。
「将来も安心して住みたい」
「家族の健康と快適さを大切にしたい」
「価値ある家を建てたい」
そう思うご家族には、ぜひ一度、長期優良住宅という選択肢を知っておいていただきたいと思います。
次回は「ZEH(ゼッチ)住宅とは?」をテーマに、エネルギーを自給自足する“未来型の家”をやさしく解説します。
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