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住宅のコミコミ価格について──本当に安心できる総額表示かを見抜く方法

「コミコミ価格」とは?

住宅の広告や見積もりで見かける「コミコミ価格」とは、
建物本体の工事費に加え、生活に必要な付帯工事や諸費用まで含めた価格のことです。
しかし、工務店やハウスメーカーによって「どこまで含まれるか」が異なるため、内容の確認が不可欠です。


一般的にコミコミ価格に含まれる項目

  • 建物本体工事
  • 基礎工事・屋根・外壁・内装・設備(キッチン・浴室・トイレ・洗面)
  • 電気・給排水工事
  • 仮設工事(足場・仮設トイレなど)
  • 設計費・確認申請費
  • 保証費用(瑕疵保険など)

含まれていないことが多い項目

  • 外構工事(駐車場・フェンス・植栽)
  • 照明・カーテン・家具
  • 冷暖房機器(エアコンなど)
  • 地盤改良費
  • 登記費用・火災保険料・ローン諸費用
  • 引っ越し費用

※「コミコミ」と言いつつ、こうした費用が抜けているケースも多く、追加で数百万円かかる場合があります。


安心できるコミコミ価格の条件

① 内訳が明確

  • コミコミに含まれる項目をリスト化してくれる
  • 含まれない項目についても明記

② 実際の生活に必要な要素を網羅

  • 外構・照明・カーテン・冷暖房機器を含めると、引き渡し後すぐに住める

③ 追加費用の条件を提示

  • 地盤改良や仕様変更が発生した場合の目安額を事前に共有

工務店選びでの確認ポイント

  1. コミコミの定義を聞く
     どこまで含むのか、契約前に必ず確認。
  2. 抜け漏れチェック
     外構・照明・冷暖房機器の有無をチェック。
  3. 総額での比較
     坪単価や本体価格だけでなく、総費用で他社と比較。

まとめ:コミコミ価格は「安心材料」にも「落とし穴」にもなる

✅ 内訳の明確化が必須
✅ 実際の生活に必要な費用を網羅しているか確認
✅ 総額ベースで比較し、後からの予算オーバーを防ぐ

静岡での家づくりでは、「コミコミ価格」の内容を正しく理解し、本当に“住める状態”まで含まれた価格かを見極めることが重要です。


次回は【隠れ費用 ない 工務店】について、追加費用が発生しにくい会社の特徴と見分け方を解説します。