
構造躯体の確認について──家の骨組みがしっかりしているかを見極める方法とは
構造躯体とは?
構造躯体(こうぞうくたい)とは、家の骨格となる柱・梁・耐力壁などの構造部分を指します。
建物の強さや耐震性を左右する最も重要な部分で、内装工事が始まる前に確認しておくことが大切です。
構造躯体確認のタイミング
- 上棟後、屋根や外壁の仕上げに入る前
- 内部の断熱材や壁を施工する前
この段階で確認することで、見えなくなる部分の品質を確かめることが可能になります。
施主が確認すべきポイント
① 柱・梁の配置
- 設計図通りに配置されているか
- 接合部の金物が正しい種類・数で取り付けられているか
② 耐力壁・筋交い
- 耐力壁が正しい位置に設置されているか
- 筋交いがたるんでいないか、釘や金物でしっかり固定されているか
③ 金物・接合部
- ホールダウン金物、羽子板ボルトなどが設計通りに設置されているか
- 締め付けが緩んでいないか
④ 水平・垂直
- 柱が垂直に立っているか
- 梁や床組みが水平になっているか(レーザー測定で確認することもある)
確認方法と進め方
- 工務店や現場監督と一緒に図面を持参して照合する
- 疑問点があればその場で質問する
- 写真を撮って記録を残す(将来リフォーム時にも役立つ)
- 第三者検査(瑕疵保険や住宅性能評価機関)が入る場合は、その結果も確認
よくある不具合と注意点
- 金物の付け忘れや種類違い
- 釘の打ち込み不足や抜け
- 木材のひび割れや欠け
これらは見過ごすと耐震性に影響するため、必ず修正してもらいましょう。
まとめ:構造躯体確認は「家の安全性を守るための最終チャンス」
✅ 柱・梁・耐力壁・金物の施工精度をチェック
✅ 水平・垂直を確認し、記録を残す
✅ 不具合は必ずこの段階で修正依頼
静岡で家を建てるなら、地震の多い地域特性を踏まえ、耐震性を高めた構造躯体の確認を丁寧に行うことが安心の暮らしにつながります。
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👉 次回は【断熱工事 確認】について、快適な住まいに欠かせない断熱工事のチェックポイントを解説します。