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老後も安心して暮らせる住まい──将来を見据えた家づくりの工夫とは

住宅を建てるとき、多くの人が「今の暮らしやすさ」に重点を置きがちです。
しかし人生100年時代、家は何十年と住み続ける大切な場所。
若いうちは気にならなかったことも、年齢を重ねると「暮らしにくさ」に変わっていきます。

そこで今回は、老後も安心して暮らせる住まいづくりのポイントを、静岡の地域性も踏まえて解説します。


1. 階段を極力使わない設計

加齢とともに上り下りが大きな負担になるのが階段です。
将来を考えると、平屋住宅や1階で生活が完結できる設計が理想的。
静岡でも近年は「平屋ブーム」と言われ、ゆとりのある敷地を活かしたシンプルな住まいが人気を集めています。


2. 段差のないバリアフリー設計

小さな段差でも、つまずきや転倒のリスクにつながります。
玄関や廊下、浴室・トイレなどはフラットな床を採用し、出入り口は引き戸にするのが安心。
手すりの設置や将来的に介護ベッドが入ることを想定した間取りも検討しておくと安心です。


3. ヒートショックを防ぐ温熱環境

冬の寒暖差によるヒートショックは高齢者にとって命に関わるリスクです。
家全体を一定の温度で保つ高断熱・高気密設計や、全館空調を導入することで、廊下や脱衣所でも寒さを感じにくくなります。
静岡の冬は厳寒地ほどではありませんが、特に山間部では冷え込みが強く、断熱性能は必須です。


4. 家事をラクにする動線

老後も快適に暮らすには、家事の負担を軽減する工夫が大切です。
キッチン・洗面・物干しスペースを近くに配置したり、食器洗浄機や乾燥機などを備えることで、体への負担を減らせます。


5. 将来の介護を見据えた間取り

家族の介護が必要になったとき、介護する側とされる側の両方が快適に過ごせる空間を考えておくことが重要です。
例えば、広めのトイレや引き戸の採用、車椅子が通れる廊下幅の確保などが挙げられます。


6. 地域とのつながりを意識した住まい

高齢期になると、地域とのつながりが安心感につながります。
静岡では自治会やご近所づきあいが今も盛んで、防災や見守りの面でもメリットがあります。
玄関や庭を通じて交流できる「開かれた住まい」を意識するのもおすすめです。


まとめ

老後を見据えた家づくりは、バリアフリー・温熱環境・動線設計・将来の介護対応といった視点が欠かせません。
静岡の温暖な気候を活かしつつ、断熱・気密・地域とのつながりを取り入れれば、将来も安心して暮らせる家が実現します。

家は「今」だけでなく「未来」の暮らしを支える存在。
人生の後半を快適に過ごすために、将来を見据えた住まいづくりを検討してみてください。


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賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」

住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587−4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市


📌 次回記事は 「平屋モダン住宅──シンプルで快適な暮らしを叶える新しい選択肢」 を解説します。