
断熱材の劣化を見抜くチェックポイントと改善策とは
家の快適性を支える重要な要素のひとつが「断熱材」です。新築当初は快適だった住まいも、築年数が経つと「冬は寒い」「夏は暑い」と感じることが増えてきます。その原因の多くは断熱材の劣化にあります。本記事では、断熱材の劣化を見抜くポイントと、効果的な改善策について解説します。
断熱材が劣化するとどうなる?
1. 室内環境の悪化
外気の影響を受けやすくなり、冷暖房をつけても快適な温度を保ちにくくなります。
2. 光熱費の増加
断熱性能が落ちると、エアコンや暖房機器の稼働時間が長くなり、光熱費が増えてしまいます。
3. カビや結露の発生
断熱材が機能しないと、壁の内部に湿気がこもりやすくなり、カビや結露が発生します。
4. 家の耐久性低下
湿気や結露による構造材の腐食が進み、住まい全体の耐久性が損なわれる可能性があります。
劣化を見抜くチェックポイント
1. 冬に床や壁が冷たい
断熱材が劣化していると、外気が伝わりやすく、室内の壁や床が冷たく感じます。
2. 夏に2階が異常に暑い
小屋裏や屋根部分の断熱材が劣化すると、2階の室温が上がりやすくなります。
3. 結露が頻繁に発生する
窓際だけでなく、壁や天井に結露が見られる場合、断熱性能が低下しているサインです。
4. 築20年以上経過している
一般的に断熱材の耐用年数は20〜30年程度。築年数が経過している場合は点検が必要です。
効果的な改善策
1. 壁の断熱リフォーム
外壁の張り替えや内壁のリフォーム時に断熱材を入れ替えると、断熱性能を大幅に改善できます。
2. 床下断熱の施工
床下から断熱材を追加・補修することで、足元の冷えを解消できます。
3. 屋根・小屋裏の断熱強化
小屋裏に断熱材を追加することで、夏の暑さや冬の寒さを軽減できます。
4. 窓の断熱性能を高める
断熱材の劣化だけでなく、窓からの熱の出入りも大きな要因。内窓や断熱サッシを設置すると効果的です。
実際の改善事例
事例1:外壁リフォームで断熱材を一新
築30年の住宅では冬の寒さが厳しく、外壁リフォームの際に断熱材を一新。冷暖房効率が改善され、光熱費も削減できました。
事例2:床下断熱で快適性向上
築25年の住宅では、冬になると床が冷たいことが悩み。床下から断熱材を補修するリフォームで、素足でも快適に過ごせるようになりました。
まとめ
断熱材は普段目に見えない部分にあるため、劣化に気づきにくいものです。しかし「寒い」「暑い」「結露が増えた」などのサインは断熱性能低下の可能性を示しています。定期的な点検とリフォームで断熱性能を維持し、快適で省エネな暮らしを実現しましょう。
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施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告
次回は 「古い断熱仕様の家が寒さに弱い理由と改善方法」 をテーマに、昔の住宅に多い断熱の課題とリフォームでできる対策をご紹介します。