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家の中に暗がりを作らない、後悔しない採光設計と間取りの工夫とは

こんばんは、かおり木工房のそうのです。

ここ最近、静岡市も日中30℃を超える暑さが続き、夕方になっても蒸し暑さが残っています。こうした季節になると、「家の中の明るさと風通し」が暮らしの快適さに直結することを、体感されている方も多いのではないでしょうか。

実は、家づくりで後悔の声として非常に多いのが、「家の中に暗い場所ができてしまった」というものです。玄関や廊下、階段、洗面脱衣室などに暗がりが生まれると、生活の快適性が損なわれるだけでなく、健康や安全面にまで影響が出てしまいます。

今回は、「暗がりを作らない家づくり」をテーマに、採光設計・照明計画・空気の流れを組み合わせた工務店ならではの視点で解説していきます。


暗がりがもたらす3つのデメリット

1. 健康リスク(湿気・カビ)

静岡のように湿度の高い地域では、暗い場所ほど湿気がこもりやすくなります。
空気が停滞すると結露やカビの温床となり、アレルギーやぜんそくなど健康リスクに直結します。

2. 暮らしの不便(家事・動線)

廊下や玄関が暗いと、靴を履く・荷物を置くなどの日常動作がスムーズにできません。
洗濯物を干すスペースが暗ければ、作業効率も落ちます。暗さは小さなストレスの積み重ねにつながるのです。

3. 安全面(事故・心理的不安)

階段や廊下に暗がりがあると、転倒事故の危険性が高まります。
また、子どもは「暗い場所=怖い」と感じやすく、心理的ストレスの原因にもなります。


なぜ暗がりは生まれるのか?

暗がりの原因は、大きく分けて4つあります。

  1. 採光設計の不足
    小さな窓を点在させるだけでは光が奥まで届かない。
  2. 間取りの配置ミス
    北側に長い廊下や閉じた部屋を並べると、自然光が入らず暗くなる。
  3. 照明計画の単調さ
    ダウンライトをただ均等に配置するだけでは、影が強調されてしまう。
  4. 空気の流れの欠如
    光と同じく空気も流れず、湿気がこもって“暗い+ジメジメ”の不快空間になる。

暗がりをなくす設計のポイント

1. 光を「点」ではなく「面」で取り込む

採光は“窓の数”ではなく“光の面積”で考えます。
連窓や大きな高窓を使って光を広げることで、家全体に均一に明るさが行き渡ります。

特におすすめは、

  • 玄関:吹き抜け+高窓の組み合わせ
  • 廊下:地窓(床近くの窓)で低い位置から光を入れる

2. 季節ごとの光を読む「パッシブデザイン」

ただ窓を大きくすればいいわけではありません。
夏は太陽高度が高いので庇やアウターシェードで日射を遮り、冬は低い角度からの日射を積極的に取り込む。

松尾式エコハウスの考え方では、「夏と冬の光をどうコントロールするか」を精密に計算します。これにより、明るさと同時に快適な室温も実現できます。


3. 照明は「影を消す」ではなく「陰影を整える」

照明計画で重要なのは、「暗がりをなくす」ことと「陰影を活かす」ことのバランスです。
おすすめは次の組み合わせです。

  • グレアレスダウンライト:目に直接光が入らないため、まぶしくなく空間全体を柔らかく照らせる。
  • 間接照明:天井や壁に光を反射させ、均一な明るさを作る。

これにより、夜間も自然光のような快適さを再現できます。


4. 光と空気を同時にデザインする

暗がりは光だけでなく、空気が滞ることで生まれます。
かおり木工房では、C値0.3以下の高気密性能+一種換気+松尾式全館空調を標準仕様としています。

この組み合わせにより、

  • 光が届きにくい廊下や収納まで空気を動かす
  • 湿気やカビのリスクを低減
  • 「明るく澄んだ空気」の家を実現

暗がりを物理的にも心理的にも消すことが可能になるのです。


実際のお客様の声

  • 「玄関が昼間でも暗いのが嫌だったけど、高窓のおかげで常に明るい」
  • 「廊下が明るいだけで、掃除や子どもの動きが安心」
  • 「夜も間接照明で雰囲気がよく、暗い場所が全然ない」

これは単に“明るい”だけでなく、暮らしの安心と快適性を手に入れた結果なのです。


まとめ:暗がりゼロの家は快適性を大きく変える

  • 採光は点でなく面で取り入れる
  • 季節ごとの日射をコントロールする
  • 照明は陰影を整えて暗がりをなくす
  • 光と空気を一体でデザインする

この4つを徹底すれば、家の中に「暗くて不快なゾーン」は生まれません。
それは家族の健康を守り、毎日の暮らしを安心で快適にする最大の投資です。


賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587-4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市

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