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屋根の老朽化を放置すると危険?点検と修繕の必要性とは

住まいの安全性や快適性を守るうえで、屋根は最も重要な役割を担っています。雨や風、紫外線から建物全体を守る屋根ですが、年月が経つにつれて少しずつ劣化が進行し、そのサインを見逃してしまうと大きなトラブルに発展することがあります。特に日本のように四季があり、台風や大雨、積雪といった自然現象が屋根に大きな負担をかける環境では、定期的な点検と早めの修繕が欠かせません。

この記事では、屋根の老朽化を放置するとどんなリスクがあるのか点検の重要性と修繕の目安、そして屋根リフォームを検討すべきタイミングについて詳しく解説します。


屋根の老朽化を放置することで起こるリスク

1. 雨漏りによる建物内部の劣化

屋根材にひび割れやズレが生じると、そこから雨水が侵入し、天井や壁にシミができるだけでなく、木材が腐食して家全体の耐久性を低下させます。さらに、断熱材が濡れるとカビが発生し、室内環境の悪化にもつながります。

2. シロアリ被害の拡大

雨漏りによって構造材が湿ると、シロアリが繁殖しやすい環境をつくってしまいます。シロアリ被害は気づきにくく、修繕費用も高額になりがちです。

3. 光熱費の上昇

屋根材や防水シートが劣化すると断熱性能や遮熱性能が低下し、夏は暑く冬は寒い家になってしまいます。冷暖房効率が悪くなり、光熱費が上がる原因となります。

4. 災害時の危険性

老朽化した屋根は台風や地震時に瓦が落下したり、屋根全体が飛ばされたりする危険性があります。人や近隣への被害を防ぐためにも、定期点検は欠かせません。


屋根の点検が重要な理由

屋根は普段の生活で直接目にすることが少ない部分です。そのため、劣化が進んでいても気づきにくく、トラブルが起きて初めて深刻さを実感する方も多いです。

プロによる定期点検がおすすめ

素人が屋根に登って確認するのは非常に危険です。専門のリフォーム会社や工務店に依頼すれば、ドローンや高所カメラを使った点検が可能で、正確に劣化状態を把握できます。

点検の頻度

一般的には10年に一度が目安とされますが、台風や大雨、大雪のあとには臨時点検を行うことをおすすめします。


修繕の目安とリフォームのタイミング

屋根材の種類によって寿命やメンテナンスのタイミングは異なります。

  • 瓦屋根:耐久性は高いものの、漆喰や下地の劣化に注意。20〜30年ごとに補修が必要。
  • スレート屋根:寿命は20〜25年程度。10年ごとに塗装や補修を行うと寿命を延ばせる。
  • 金属屋根:サビや劣化防止のため、10〜15年ごとに点検と塗装が必要。

劣化が進行している場合は、部分補修ではなく全面的なリフォーム(葺き替えやカバー工法)が必要になることもあります。


屋根リフォームの種類と費用目安

1. 部分補修

ひび割れやズレた瓦の交換、漆喰の補修など。費用は数万円〜数十万円程度。

2. 屋根塗装

防水性や断熱性を回復させるための塗装。費用は50〜100万円程度。

3. カバー工法

既存の屋根を残したまま新しい屋根材をかぶせる工法。工期が短く、費用は100〜150万円程度。

4. 葺き替え

古い屋根をすべて撤去して新しい屋根にする方法。耐久性が最も高いが、費用は150〜300万円以上かかる場合があります。


まとめ:屋根リフォームは「早めの対応」がカギ

屋根の老朽化は放置すると、雨漏りやシロアリ被害、災害時のリスクなど、住まい全体に大きな影響を与えます。定期的な点検と早めの修繕によって、余計な費用やトラブルを未然に防ぐことができます。

「最近屋根を点検していない」「天井にシミが出てきた」「光熱費が上がった」と感じる方は、専門業者に早めの相談をおすすめします。


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賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587−4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市


次回予告

次回は 「断熱材の劣化を見極めるチェックリスト」 をテーマに、見えにくい断熱材の劣化サインをどう見抜き、快適な住環境を維持するために必要なリフォームポイントをご紹介します。