
廊下幅が狭くて不便…広げるリフォームの工夫とは
安全で快適な住まいに変える方法
家の中を移動するたびに「廊下が狭くて通りづらい」「家具や荷物を持って歩くときにぶつかる」「介護や子育てで不便さを感じる」といった悩みはありませんか?
廊下は家族の生活動線そのものであり、日常生活の快適さや安全性に大きく関わります。
特に 高齢のご家族がいる家庭や、子育て中の家庭では廊下の幅が生活のしやすさを左右する重要な要素 です。
この記事では、廊下幅が狭いことで起こる問題点や、リフォームで改善できる方法について詳しくご紹介します。
1. 廊下幅が狭いと起こる問題点
(1)通行がしにくい
一般的に住宅の廊下幅は 78〜90cm 程度ですが、収納家具や荷物が置かれているとさらに狭く感じます。大人同士がすれ違うのも大変です。
(2)家具や荷物の搬入が困難
新しい家具や家電を入れる際に「廊下を通らない」「角が曲がれない」といったトラブルが起きがちです。
(3)介護や車椅子利用に不向き
介護が必要になったときや車椅子を利用する場合、廊下幅が狭いと移動がスムーズにできません。
(4)安全性の低下
狭い廊下は転倒や接触のリスクが高まり、特に夜間や高齢者にとって危険です。
2. 廊下幅を広げるリフォームの方法
(1)壁を移動して廊下幅を確保
隣接する部屋の壁を一部移動させて、廊下幅を広げる方法です。
- メリット:劇的に広くなる
- デメリット:部屋の面積が減る可能性あり
(2)不要な収納や柱を撤去
廊下に面した収納や飾り壁を取り除くことで、廊下幅を広げられるケースもあります。
(3)オープンスペース化
廊下を「通路」としてだけでなく、隣接するリビングやダイニングとつなげて開放感を演出する方法です。
(4)スライドドアや引き戸を採用
廊下幅を物理的に広げられない場合でも、開き戸を引き戸に変更するだけで動線がスムーズになります。
3. 廊下幅を広げるリフォームの工夫ポイント
(1)照明と色で「広く見せる」
- 明るい照明
- 白やベージュなど膨張色の壁紙
- 足元照明や間接照明
これらを取り入れることで、実際の寸法以上に廊下が広く感じられます。
(2)収納と一体化した廊下設計
廊下に壁面収納を造作し、すっきり片付けられるようにすることで通路が有効活用できます。
(3)介護を見据えたバリアフリー設計
- 車椅子対応なら廊下幅 120cm以上 が理想
- 手すりを設置して安全性を高める
4. 廊下幅リフォームの費用目安
- 壁の移動を伴う廊下拡張:50万〜150万円
- 収納や間仕切り撤去:10万〜50万円
- 引き戸への変更:5万〜20万円
- 照明・クロス変更による見せ方工夫:5万〜15万円
※工事規模や建物の構造によって異なります。
5. 廊下リフォームで得られるメリット
- 通行しやすくなる
日常生活の快適性が向上。 - 安全性が高まる
転倒リスクの軽減や介護のしやすさに直結。 - 住まい全体の開放感アップ
明るく広い印象になり、家の価値も向上。
まとめ|廊下幅リフォームで安全・快適な暮らしを
廊下が狭いと感じるのは、日常の不便さだけでなく将来の生活に直結する大きな課題です。
「壁を動かして広げる」「引き戸に変更する」「照明や色で広く見せる」など、方法はさまざまです。
廊下幅の改善リフォームは、暮らしの安全性と快適性を同時に高める投資 といえるでしょう。
次回予告
次回は 「屋根裏や床下を活かした収納リフォーム」 をテーマに、見落としがちなデッドスペースを有効活用する収納アイデアをご紹介します。
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