
家全体が寒い原因を見つける断熱診断の重要性とは
快適な住まいをつくる第一歩
「冬になると家の中が底冷えしてつらい」「暖房を入れても部屋がなかなか暖まらない」と感じていませんか?
家全体が寒い原因の多くは、断熱性能の低下や施工不良、経年劣化による断熱材の劣化などにあります。こうした問題を放置すると、光熱費の増加や結露・カビの発生、さらには住まい全体の寿命を縮めるリスクにもつながります。
そこで注目すべきが 「断熱診断」 です。断熱診断は、住まいのどこから熱が逃げているのか、どの部分の断熱性能が不足しているのかを科学的に分析する調査です。本記事では、断熱診断の重要性とその方法、さらに断熱改修リフォームの具体的なメリットについて詳しくご紹介します。
家全体が寒い原因とは?
1. 窓やサッシからの熱損失
住宅の中で最も熱が逃げやすいのは窓です。古い単板ガラスやアルミサッシは断熱性能が低く、暖房で暖めた熱の50%以上が窓から失われるといわれています。
2. 壁・天井・床の断熱材の劣化
築年数が経つと断熱材がずれたり隙間ができたりして、性能が落ちてしまうことがあります。床下からの冷気や屋根裏の熱の侵入が原因で、部屋全体が寒くなります。
3. 気密性の不足
すき間風が入ることでせっかくの暖房が効かず、家全体が冷え込んでしまうケースも少なくありません。
4. 施工不良
新築時に断熱施工が不十分だった場合、築浅の住宅でも寒さを感じやすいことがあります。
断熱診断で分かること
断熱診断は、以下のような方法で行われます。
- サーモグラフィーカメラで外壁・窓・天井の温度差を測定
- ブロワードアテストで気密性能を測定
- 赤外線調査で断熱材の欠損や劣化を可視化
これらの調査によって、「どこから熱が逃げているのか」を明確にでき、効率的なリフォーム計画が可能になります。
断熱診断を受けるメリット
- 最適なリフォーム計画が立てられる
全体をリフォームする必要があるのか、部分的な改修で済むのかを見極められる。 - 光熱費削減につながる
断熱改修により冷暖房効率が改善し、毎月の光熱費が大幅に減少。 - 結露やカビの防止
断熱性能を高めることで室内の温度差が小さくなり、結露を防げる。 - 健康リスクの軽減
ヒートショックや風邪のリスクを減らし、家族全員が快適に暮らせる。
断熱リフォームの具体的な方法
- 窓の交換:二重窓や樹脂サッシに変更
- 外壁・屋根の断熱改修:断熱材の入れ替え、吹き付け断熱
- 床下断熱:冷気の侵入を防ぎ、底冷えを解消
- 気密性能の向上:隙間を塞ぎ、熱のロスを防ぐ
これらを組み合わせることで、家全体を快適な空間に変えることができます。
まとめ
「家が寒い」と感じたら、それは断熱性能が低下しているサインです。断熱診断を行うことで、原因を科学的に突き止め、効率的なリフォームにつなげることができます。結果的に、快適性・健康・省エネ・住宅寿命の延長という大きなメリットを得られるでしょう。
次回予告
次回は 「サッシや窓枠の老朽化が暮らしに与える影響と改善策」 をテーマに、窓周りの劣化が住まいにどのような問題を引き起こすのか、そして改善のためのリフォームポイントをご紹介します。
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