
エアコンやヒーターを使っているのに部屋が快適にならない理由とは?
冷暖房が効かない家の“断熱と気密”の見落としポイント
台数を増やしても涼しくならない、暖かくならない家、その理由とは?
「エアコンを2台つけっぱなしにしているのに寒い…」
「石油ストーブも使ってるのに足元が冷える…」
「夏はエアコンフル稼働でも汗が止まらない…」
こんな声をよく耳にします。機器を増やしているのに“効かない”状態。これはまさに、家の構造的な問題が原因です。
エアコンやヒーターの台数の問題ではなく、断熱性と気密性の不足が、室温を一定に保てない最大の理由なのです。
なぜ冷暖房が効かないのか?その3大要因とは
【1】断熱不足で熱が逃げる
屋根・壁・床・窓の断熱性能が低いと、せっかく作った暖かさ・涼しさが外に逃げてしまいます。
これはまるで、穴の開いたバケツに水を注いでいるようなもの。
【2】気密不足で外気が入り込む
玄関のすき間、サッシの劣化、壁の配管周りなどから、常に外の空気が流入している状態。
冷暖房で温度を保とうとしても、外気に打ち消されてしまうのです。
【3】空気の循環がうまくできていない
間取りや空調の配置が悪いと、一部の空気しか温まらず/冷えず、部屋全体が不快な温度に。
特に2階や吹き抜け、縦長リビングなどは、温度ムラが起きやすい構造です。
実際に起きている“エネルギーの無駄”とは
複数の暖房器具を同時に使う家庭では、一日あたり1,000〜1,500円程度のエネルギーコストがかかるケースも。
それでも「寒い・暑い」が解決しない場合、機器の性能ではなく、住まいそのものの性能に問題があるといえます。
- 暖房効率が悪くて室温が上がらない
- エアコンの電気代が月1万円以上
- 結局、こたつやヒーターを足してしまう
…こうした状況は、断熱リノベーションで根本解決できます。
【かおり木工房の提案】「冷暖房に頼らない家」づくりのポイント
● 高性能断熱材で熱を“逃がさない”
屋根・壁・床に断熱材を適切に施工することで、少ないエネルギーで効率的に温度管理ができます。
● 気密測定による“隙間ゼロ”の住まいへ
家のすき間(C値)を測定し、適切な気密補修を行うことで、空調の効果を最大化します。
● 空調設計で「効かせたい場所」に届くように
1台の空調で家全体を快適に保つためには、動線とゾーニングの工夫が不可欠です。
2階や吹き抜けにも対応できる設計力が求められます。
【施工事例】エアコン3台でも暑さが取れなかった2階建てのN様邸
N様邸は、夏になると2階が暑くて「夜中に2回目が覚める」状態。
エアコンは3台ありましたが、屋根断熱が不十分で熱がこもっていたことが原因でした。
屋根と外壁の断熱を強化し、空調を1台に集約+気密施工を実施した結果:
- 2階の室温が最大4℃低下
- 夜間も快適に眠れるように
- エアコンの稼働時間が半減し、月6,000円の電気代節約
“台数ではなく性能”を見直す家づくりへ
エアコンやヒーターの数を増やすよりも、そもそも効く家・温度を逃さない家をつくることが、もっとも効率的な方法です。
快適な室温は、住まいの基本性能から。
冷暖房が効かないとお悩みの方は、まず「断熱・気密・空調の総合設計」を見直してみませんか?
賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587−4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:
「窓枠が古くてガタつき、冷気が漏れている理由とは?」
古いサッシ・単板ガラスの落とし穴と、窓の断熱改修で得られる快適効果を解説します。