
暖かい部屋⇄寒い部屋の間を動くと体が疲れる理由とは?
室内温度差が健康を脅かす「隠れストレス」になる理由と断熱リフォームの効果
「あれ?家の中を歩いただけで体がしんどい…」それ、温度差疲れかもしれません
冬の朝、リビングを出て廊下や洗面所に出た瞬間、「ヒヤッ」と寒さを感じたことはありませんか?
暖房が効いた部屋にいる時は快適なのに、ひとたび別の部屋へ移動すると、その寒さに体が驚く…。
こうした“家の中の温度差”は、実は私たちの体にとって想像以上のストレスとなっており、長く放置することで慢性的な疲労感や健康被害へとつながる可能性があります。
この現象は、「温度差疲れ」とも呼ばれ、断熱性能が不足した住宅では多くの方が無意識に体感しています。
家の中で起きる“寒暖差疲れ”の正体とは?
住宅内の部屋ごとの温度差が大きいと、移動するたびに体温を一定に保とうと自律神経が働きます。
この負荷が蓄積されると、身体は以下のような変化を起こしやすくなります。
● 自律神経が乱れて慢性的な疲れが残る
冷えた部屋へ移動するたびに、体は体温を維持しようとして血管を収縮・拡張させます。
これを一日に何度も繰り返すと、自律神経が過剰に働いて疲労が蓄積し、夕方にはどっと疲れてしまうことも。
● 血圧の急激な変化=ヒートショックのリスク
特に高齢者は要注意。急な寒暖差は血圧を急激に上昇させ、心筋梗塞・脳卒中といった「ヒートショック」を引き起こす危険性があります。
脱衣所やトイレなど、暖房が効いていない場所での移動が命取りになりかねません。
● 足腰・筋肉へのダメージと運動量の低下
冷えを避けるために移動が億劫になり、活動量が落ちて筋肉が衰える原因にもなります。
また、体を縮こませて歩くことで、肩こりや腰痛を悪化させるケースもあります。
あなたの家、大丈夫?こんな症状があれば要注意!
- 寒い部屋から出た後、なんとなく体がだるい
- 寒暖差が激しくて、トイレや脱衣所の使用がつらい
- 家族が冬になると風邪を引きやすくなる
- 夜中に布団から出たくないほど寒い廊下
- 暖房の効いた部屋から出るのがストレス
これらの症状がある場合、「住宅の断熱性能」や「空気の流れ設計」に問題がある可能性大です。
家全体の断熱リフォームで「温度差疲れ」を解消!
「断熱」は単に寒さを防ぐだけでなく、家の中をどこでも快適な温度に保つための基本構造です。
かおり木工房では、以下のような断熱改修を提案しています。
1. 全室断熱で温度バリアフリーを実現
LDKだけでなく、廊下・脱衣所・トイレ・玄関も含めた断熱施工を行い、家中どこでもほぼ同じ温度になるよう設計。
これにより移動のストレスが軽減され、高齢者や子どもにもやさしい住まいになります。
2. 気密性の向上で“隙間風”を防ぐ
どれだけ断熱材を入れても、気密性が低ければ意味がありません。
隙間をしっかり塞ぐことで、外気の侵入と空気の層分離を防ぎ、部屋ごとの温度ムラをなくします。
3. 空気の循環を設計し、温度の偏りを防止
断熱と気密を強化したうえで、適切な空気の流れをつくるための換気・空調のゾーニングを行います。
全館空調でなくても、各部屋の温度差を2〜3℃以内に保つことは十分に可能です。
【施工事例】焼津市・M様邸「トイレが寒くて朝がつらい…」を解消!
M様邸では、築30年の住宅で「暖かいリビングから出るとトイレが極寒」という状態が長年の悩みでした。
かおり木工房による温熱診断の結果、廊下・トイレ・洗面脱衣所の断熱不足が判明。
実施した断熱リノベ内容:
- 廊下とトイレ壁面に高性能グラスウールを追加
- 断熱建具・内窓を設置して気密性を向上
- 換気ルートを見直し、空気の偏りを調整
結果、
- 冬の朝でもトイレ室温が13〜15℃をキープ
- 「朝の移動が楽になった」「トイレが冷蔵庫みたいじゃなくなった」
- 光熱費が月2,000円ほど削減
と、家全体の暮らしやすさが向上しました。
「体が疲れる家」から「快適に暮らせる家」へ
家の中での寒暖差は、毎日のように体に小さなダメージを与え続けています。
断熱リフォームは、ただ寒さを防ぐだけではありません。体の健康と暮らしの快適さを守る“住まいの基礎改善”です。
「住んでいて疲れる」「寒さが体にこたえる」そんなお悩みを感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587−4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:
「暖房をつけた後もしばらく寒さを感じる時間が続く理由とは?」
なかなか暖まらない部屋、その原因とリノベでの改善策を解説します。