
家全体の耐震性が不安になったときの診断と補強方法とは
安心して暮らせる住まいを守るために
地震の多い日本では、「うちの家、大丈夫かな?」と耐震性に不安を感じる方も少なくありません。
築年数が古い住宅や、建築基準法が改正される前に建てられた家は、特に注意が必要です。地震による被害を最小限に抑えるためには、まず 耐震診断 を行い、必要に応じて 補強工事 を検討することが重要です。
本記事では、耐震性に不安を感じたときのチェックポイントから、診断・補強の流れ、リフォームでできる具体的な対策まで詳しくご紹介します。
耐震性が不安になる家の特徴
以下のような住宅は、特に耐震性に不安がある可能性が高いといえます。
- 築30年以上経過している
- 1981年の耐震基準改正(新耐震基準)以前に建てられた
- 基礎がコンクリートではなく石積みや無筋基礎
- 外壁や内壁に大きなひび割れがある
- 屋根が重い瓦屋根である
- 間取りに大きな空間やバランスの悪い構造がある
これらの特徴が当てはまる場合は、早めに耐震診断を受けることをおすすめします。
耐震診断でわかること
耐震診断では、以下のようなポイントがチェックされます。
- 建物の基礎や土台の状態(ひび割れ・腐食など)
- 柱や梁の劣化具合
- 壁の配置やバランス(耐力壁が足りているか)
- 屋根の重さと構造のバランス
- 建物の築年数と図面の確認
診断の結果、地震に耐えられるかどうかの「評点」が示され、必要な補強内容が具体的に提案されます。
補強リフォームの方法
耐震診断の結果に応じて、以下のような補強工事が行われます。
- 耐力壁を増設する
地震の横揺れに耐えられるように壁を補強します。 - 基礎を補強する
ひび割れや劣化がある場合、鉄筋コンクリートで補強します。 - 屋根を軽量化する
瓦屋根から軽量の金属屋根やスレートに葺き替えることで、耐震性を向上。 - 柱や梁の接合部を補強
金物で固定して揺れに強い構造にします。 - 床下・小屋裏の補強
見えない部分の補強で建物全体の強度を高めます。
耐震リフォームのメリット
- 地震に強い安心感を得られる
- 家の資産価値が上がる
- 劣化部分の修繕も同時に進められる
- 家族の命と生活を守れる
まとめ
「地震が来ても大丈夫だろう」と根拠のない安心感に頼るのは危険です。
特に築年数が古い家や、新耐震基準前に建てられた家は、早めに耐震診断を受けて補強リフォームを検討しましょう。
家族の安心・安全は、住まいの強さから生まれます。
次回予告
次回は 「照明器具の老朽化を最新LEDに変えるメリット」 をテーマに、快適性と省エネを両立する照明リフォームについて詳しくご紹介します。
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