
南側、北側での部屋の温度差にストレスがある理由とは?
「陽当たりの格差」が生む住みにくさと断熱での改善策
「南のリビングは暖かいのに、北の寝室が寒すぎる…」
同じ家の中なのに、場所によって温度がまるで違う。
こんなお悩みを感じたことはありませんか?
とくに南向きと北向きの部屋で、
「日中の心地よさ」と「朝晩の寒さ・暗さ」に大きなギャップが生まれるのは、
自然光の入り方と断熱性能の違いが原因です。
なぜ南北の部屋で温度差が大きくなるのか?
● 南側は日射が多く、室温が自然に上がる
冬でも日中に太陽が入る南側の部屋は、
自然な日射熱で温まることが多く、エアコンなしでも快適になることも。
● 北側は直射日光が入らず、常に冷えやすい
北向きの部屋は1日を通して太陽が直接入らないため、気温が上がりにくいのが特徴です。
また、湿気もこもりやすく、カビやすい傾向にあります。
● 窓や壁の断熱仕様が部屋ごとに違う
古い家では、南側だけ二重窓や断熱材を導入していたり、
北側の部屋が後から増築された未断熱のスペースということも。
部屋ごとの温度差がもたらす暮らしのストレス
- 冬:北側の寝室が寒くて目が覚める
- 夏:南側の子ども部屋が暑すぎて勉強できない
- 洗面所やトイレが北側にあり、朝夜がつらい
- 同じ室内でも、場所によって体感が全く異なる
- 家族が「この部屋には入りたくない」と言い出す
南北の温度差を減らすために必要な断熱対策とは?
◎ 北側の断熱性を強化する
- 壁の断熱材を追加施工することで、外気の冷えを遮断
- 特に窓まわり(サッシ+ガラス)を断熱仕様に変更するのが効果的
◎ 南側は“遮熱”、北側は“保温”を意識
- 南向き:日差しを取り入れつつ、夏の暑さを防ぐ遮熱ガラス・庇の設置
- 北向き:日射がない分、断熱材・内窓で熱を逃がさない工夫が必要
◎ 室内の空気を循環させる工夫
- サーキュレーター・換気計画により、家全体の空気の流れを均等に
- 断熱+換気で、部屋ごとの温度差を最小限に
【施工事例】静岡市・T様邸「北側の寝室が冷蔵庫のようだった家を快適に」
T様邸では、南向きリビングは明るく暖かいのに、
北側の寝室・トイレが「とにかく寒くて使いたくない」とのことでした。
施工内容:
- 北側の壁断熱補強(高性能グラスウール)
- 北側窓に内窓+遮音・断熱ガラスを追加
- 南側は遮熱ガラスに交換+シェード設置
結果:
- 「家のどこにいても同じような温度で快適」
- 「夜間も布団に入るとすぐ暖かくなり、眠りが深くなった」
- 「家族全員が“どの部屋も使いやすくなった”と喜んでいます」
陽当たりの“恩恵”と“影響”を見極めた断熱リノベを
住まいの南北差は、光と熱の設計次第で快適にも不快にもなります。
かおり木工房では、家の方位・配置に合わせた断熱計画を個別にご提案し、
「どの部屋も気持ちよく過ごせる家づくり」をサポートいたします。
賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587−4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:
「古い断熱材の劣化で断熱性能が落ちてきている気がする理由とは?」
築年数が進んだ家で起きやすい“断熱の老朽化”とその対策をご紹介します。