
注文住宅の坪単価の見方と注意点、数字に隠れた本当のコストとは?
こんばんは、かおり木工房のそうのです。
10月になり、今年も残り3か月となりました。
街を歩けばハロウィンやクリスマスの装飾も見え始め、1年の終わりが近づいているのを感じます。
住宅業界にとっても、年末は来年度に向けた「予算」や「補助金」の切り替え時期であり、多くのお客様が資金計画を見直すタイミングです。
そんな中で必ず耳にするのが、「坪単価っていくらですか?」 という質問です。
ですが実は、この坪単価という数字、表面だけ見て判断すると大きな落とし穴にはまります。
今日は「坪単価の正しい見方と注意点」を、静岡の工務店の立場からわかりやすく整理してみます。
1. 坪単価とは?──基本の定義
坪単価=「建物本体価格 ÷ 延床面積(坪数)」
例えば、建物価格2,400万円 ÷ 30坪 = 坪単価80万円。
つまり、建物の“本体価格”を基準にした単純計算にすぎません。
問題は、この「本体価格」に何が含まれているかが会社ごとに違うという点です。
2. 坪単価に含まれるもの・含まれないもの
一般的に含まれる
- 基本的な構造体(柱・梁・基礎)
- 屋根・外壁・サッシ
- 内装仕上げ・建具
含まれないことが多い
- 設計費用
- 外構工事(駐車場・庭・フェンス)
- 照明・カーテン
- 地盤改良費
- 諸費用(登記・火災保険・ローン手数料)
「坪単価70万円」と書いてあっても、総額では坪単価90万円相当になることは珍しくありません。
3. 静岡市での坪単価相場
静岡市・焼津市・藤枝市周辺では、注文住宅の坪単価はおおよそ 70万〜90万円台 が目安です。
- 建売住宅:50万〜65万円
- 地域工務店:70万〜85万円
- 大手ハウスメーカー:90万〜120万円
ただし、断熱等級・耐震性能・全館空調の有無で差が出ます。
「坪単価80万円」と「坪単価90万円」では、性能が10年後の光熱費や快適性に大きな違いを生むのです。
4. 坪単価で比較してはいけない理由
- 仕様の差が見えない
→ 標準仕様のキッチンか、オプションかで大きく変わる。 - 延床面積のとり方で変わる
→ 吹き抜けや小屋裏収納の扱い次第で、坪数が大きく変動。 - 隠れ費用が別途かかる
→ 地盤改良・外構・照明・カーテンなどで数百万プラス。
坪単価だけで比較するのは「車の本体価格だけで燃費や維持費を無視する」のと同じです。
5. 見るべきは「坪単価」ではなく「総額」
家づくりで本当に見るべきは、引渡し後すぐ住める状態での総額です。
- 本体価格
- 付帯工事費
- 諸費用
- 外構・照明・カーテン
かおり木工房では「コミコミ価格表示」を徹底し、引渡し当日から生活できる状態を提示しています。
「坪単価が安いから得」と思って契約すると、後で追加費用がかさみ後悔するケースが本当に多いのです。
6. 坪単価と性能の関係
性能を高めるほど坪単価は上がります。
でも、これは「無駄なコスト」ではなく「未来の光熱費削減」につながります。
例:断熱等級7 vs 断熱等級5
- 等級5:初期費用は安いが、光熱費は高くなる
- 等級7:初期費用は高いが、10年で数十万円以上の差が出る
“坪単価”の安さより“トータルコストの安さ”で考えるのが賢い判断です。
7. まとめ──坪単価に惑わされない
- 坪単価は「建物価格 ÷ 坪数」にすぎない
- 含まれるもの・含まれないものを必ず確認する
- 静岡の相場は70〜90万円台、大手は100万円超も
- 見るべきは「坪単価」ではなく「総額」と「性能」
坪単価だけを基準に会社を選んでしまうと、住んでから「こんなはずじゃなかった」と後悔します。
家づくりは「数字」ではなく「暮らし」を基準に考えることが大切です。
それでは、また。
賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587-4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
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