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外壁のひび割れが進行したときの危険と修繕法とは

〜住まいを守るために知っておくべきポイント〜

外壁は家の「顔」であり、同時に 雨風や紫外線から建物を守るバリア の役割を果たしています。
しかし、経年劣化や自然災害の影響によって ひび割れ(クラック) が生じることは珍しくありません。

「小さいから大丈夫」と放置してしまうと、見た目の問題だけでなく 雨漏り・カビ発生・構造材の腐食 といった深刻なトラブルにつながります。

本記事では、外壁のひび割れが進行したときの危険性と修繕方法 をわかりやすく解説します。


外壁のひび割れの種類と特徴

1. ヘアークラック(細いひび)

  • 幅0.3mm以下の表面だけの細いひび
  • 主に塗装の劣化が原因
  • 放置すると雨水が浸入し、内部の劣化につながる可能性あり

2. 構造クラック(大きなひび)

  • 幅0.3mm以上、深さがあるひび割れ
  • 建物の揺れや基礎の沈下が原因で発生
  • 放置すると雨漏りや耐震性低下につながる重大なリスク

3. 開口クラック

  • 窓やドアの周りにできやすいひび割れ
  • 建物の動きや温度変化で発生
  • 水が入り込みやすく、腐食やカビの原因に

外壁のひび割れを放置するリスク

1. 雨漏りの発生

小さなひび割れでも水分が浸入し、室内への雨漏り が起きる可能性があります。特にサイディングやモルタル壁では注意が必要です。

2. カビ・シロアリ被害

湿気がたまることで カビやシロアリの温床 となり、家全体の劣化を早めます。

3. 耐震性の低下

外壁は建物の耐震性能を支える重要な部分です。ひび割れが進行すると 地震時に損傷が拡大 する危険があります。

4. 美観の低下・資産価値の下落

外壁の見た目が悪くなることで、家の印象が古く見えたり、売却時の評価が下がったりします。


外壁のひび割れ修繕方法

1. ヘアークラックの場合

  • 補修材(シーリング材)を充填
  • 再塗装で防水性を回復
    → DIYでも可能ですが、仕上がりや耐久性を考えると業者依頼がおすすめ

2. 構造クラックの場合

  • Uカット工法:ひび割れ部分を削ってシーリング材を充填
  • エポキシ樹脂注入工法:ひびの奥まで樹脂を注入し、強度を回復
    → 専門的な工事が必要

3. 外壁全体の劣化が進んでいる場合

  • 外壁塗装のやり直し:10〜15年ごとに必要
  • 外壁の張り替え・重ね張り(カバー工法)
    → 建物全体を守るために早めの対応が効果的

外壁修繕の費用相場

  • ヘアークラック補修:1〜3万円(数か所)
  • 構造クラック補修:5〜15万円(規模による)
  • 外壁再塗装(30坪):80〜120万円
  • サイディング重ね張り(30坪):150〜200万円

外壁を長持ちさせるためのポイント

  1. 10年ごとの定期点検を実施
  2. 防水機能を保つための再塗装を計画的に行う
  3. 小さなひび割れも放置しない
  4. 地震や台風の後は必ず外壁をチェックする

まとめ

  • 外壁のひび割れには ヘアークラック・構造クラック・開口クラック がある
  • 放置すると 雨漏り・カビ・耐震性低下・資産価値の低下 につながる
  • 状況に応じて 補修材・樹脂注入・再塗装・外壁カバー工法 で修繕が必要
  • 定期点検と計画的なメンテナンスが家を長持ちさせるカギ

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  • 電話:054-261-2807(10時〜17時)
  • 社長直通:090-6587-4713(「HP見た」とお伝えください)
  • 施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市

次回は 「冬の寒さがつらい家を断熱強化で快適に変える工夫」 をテーマに、家の断熱リフォームによる暮らしの改善方法をご紹介します。